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「気分は、下克上。」~お見舞い~最終回その後(18禁)


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「ホントに緊張してますね。それに震えている。初めて身体を重ねた時でもこんなに身体が硬くなっていなかった」
 それだけ祐樹の想い出が詰まったこの部屋で情交に及ぶというのは彼にとっても緊張の体験なのだろう。もちろん祐樹も胸の動悸はいつもよりも早い。
「初めての時は…必死で、とにかく経験の浅さを隠そうとしていた…から。そうでないと祐樹が興醒めしてしまうだろうと思って。一回きり、お情けで抱いて貰えるチャンスだと羞恥心は捨てようと試みた」
「あの時のことは忘れて…私もどうかしていたので…」
 文句なしに美しい婚約者――と当時は思っていた――と若くして掴んだ栄光の座があるにも関わらずゲイバーで乱痴気騒ぎかよ…と今思えば赤面モノの誤解から手酷く抱いたものだった。
「いや、祐樹とのことは皆覚えておきたい。それに私にとっては天にも昇る気持ちだった。次の朝、随分と早く起きて祐樹の寝顔をずっと見詰めていた」
 天井に向かって話す彼の声も震えている。
 彼の肢体に覆いかぶさり、身体中余すところ無く手で撫でる。細い肩を指で指圧する。最近は彼のツボも指で覚えてしまっている。
「あ、そこ気持ちいい…」
 大晦日から元旦にかけて温泉で温まった彼の身体は、母と過ごしたせいだろうか?手術後ほどではないが肩や首が凝っている。
「こちらも…でしょ?」
 肩をほぐしながら唇が覚えている鎖骨の上の情痕をついばんだ。耳に近い場所に彼の喉がある。咽喉声がやっと普段の艶やかさに戻る。きっと昨日から咲き誇っている彼の鎖骨上の花びらは真っ赤に染まっているのだろうな…と思う。明かりを点けて確かめたいが、こうして暗闇の中で忍びやかに求め合うのも悪くはない。唇で思い切り鎖骨上を吸引すると、彼の肢体がベッドから僅かに反り返る。唇を彼の胸の尖りへと移動させた。小さな尖りは祐樹の唇にコリコリとした確かな量感を伝える。尖らせた舌で突付く。右手で片方の胸の粒を転がす。その度ごとに彼は紅色のため息とも小さな嬌声ともつかない声を漏らす。
 彼の吐息がベッドヘッドで固定されている本棚――心配性の母が、地震が起こっても本棚が倒れてこないようにと設置した――の本に薄紅色の色を塗っていくような錯覚を覚える。
「寒くない?」
「ああ。祐樹の身体が温かいので。それに身体の重みが気持ちいい…」
「もう少し、身体を重ねても大丈夫?」
 彼は腕を伸ばして祐樹の背中をしっかりと掴むと彼の肢体と密着させた。強い力で下からしがみつかれた。
「そうされると…私が自由に動けない…」
 舌全体で胸の珠を転がすと、彼は背中に回した手の力を少し弛めた。
「上半身は…だろう?下半身は…」
 彼の足の付け根が祐樹自身を求めて浮き上がる。お互いの先端部分を密着させる。お互いの変化を触覚と聴覚だけで感じ取っていた。濡れた音やお互いの呼吸音に想像力が刺激される。
「枕を取って良い?聡の腰を上げたいので」
 彼は黙って頭を上げ、祐樹の首を手探りで引き寄せると唇を合わせた。唇を味わっていたのは一瞬で、舌の表面全体を使っての深いキスの触感と唾液の絡まる音がした。下半身と舌の動きがリンクする。濡れた音とその合間の呼吸音が祐樹の部屋を非日常へと変えていく。
 枕を彼の腰に当ててから祐樹は彼の細い脚の間に自分の両足を入れた。彼の両膝を引っかけて大きく脚を広げる。
「聡の…私しか知らない場所は、待ち兼ねているのでは?」
 彼の唇を僅かに離して、彼のため息めいた嬌声を唇で感じる。額に手を当てて汗で張り付いた前髪を後ろに流す。
「しかし、潤滑油がないですね…傷つけたくはない」
 母の毒舌に毒気を抜かれて大切なモノを忘れていた。祐樹の部屋には探せばハンドクリームくらいはあるハズだが、干からびている可能性の方が高い。しかもこの家に何があるのか全く把握していない自分にも愛想が尽きそうだ。
「多分、何もなくて大丈夫…昨夜あんなに愛されたから…。今日も実は余韻で火照っていた」
 とても恥ずかしそうな小さな声に祐樹の欲情が一挙に昂まる。彼もこの部屋での行為に普段以上に羞恥心と色情が複雑な糸で絡まっているのだろう。
「そんなに火照っていたの?」
 母の前ではあんなに慎ましやかで涼しげな顔をしていたのにと意外に思う。
「年が明けると祐樹は身体を離しただろう?あの後からずっと…いっそのこと自分で慰めようかと思ったくらい…だ…っ」
 本人の申告を確かめようと彼の秘密の入り口を人差し指でぐるりとなぞると彼の声が弾んだ。
「本当だ。待っててくれたみたいで嬉しい。聡の秘密の場所がいつもよりもヒクヒクとしている」
「あっ…指では…なくっ…」
 艶やかな声だがいつもよりも切実に求めている。彼の入り口も常よりも膨れて中に誘っている。
「ゆっくり挿れるけれども…痛かったらちゃんと言って。挿れて良い?」
「ああ、挿れて…欲しい」
「もう少し、腰を上げて?その方が聡も楽なハズ」
 唆すと彼の両脚が祐樹の腰に回された。腕と腕、脚と脚が絡まりあい身体を密着した交わりの形。お互いの体温の上昇と汗を肌で感じることが出来る。息も一つになりたいと唇の表面だけを重ねた。
「無理だったら、肩を叩いて」
「分かった。でも…多分…大丈夫」
 祐樹が腰を彼の中に沈ませる。彼は背中を反らしたが、彼の濡れたシルクの内壁はむしろ常よりも悦ばしげに細かな伸縮を繰り返している。
「聡の中…いつも以上に気持ちが良い…」
 声と唇の動きで彼に伝える。
「私も…だ。高校生までの祐樹の気持ちごと感じているようで…」
「そう…このベッドは聡と知り合う前にずっと私が使っていました。そういえば…その次に寝ていたのは、私のマンションにあるベッドですよ。あちらでも聡は休んでいました…ね。私の全てのベッドを聡は体験したことになる」
 彼の細い肢体が細かな痙攣を繰り返している。
「そう…なのか…。あっ…もう本当に大丈夫だから…動いてっ…欲しい」
 祐樹の肌に当たる彼のモノも悦びに充溢している。祐樹の肌に粘度のある水滴が滴っていく。
「分かりました。奥?それとも先端部分?」
 前立腺を突くと夜目にも白い彼の肢体が一際艶やかに色づいた。祐樹の肩に彼の細いが力の強い指が食い込んだ瞬間、彼の身体がしなやかに仰け反った。祐樹の肌に白い珠が飛び散るのを感じた。
 弛緩した一瞬の隙を附いて一回一回力強く彼の内部を蹂躙する。
「あっ…それもっ…いいっ」
「愛しています。聡を。自分でも怖いほどに」
 彼の上質のシルクに似た内壁が祐樹を強く、緩く締め付ける。言葉を発するのと同じタイミングで突き上げた。
「私も…ずっと…愛している」
 彼も二度目の絶頂が近いことを祐樹の肌が感じる。
「達しても…いい?」
「ああ。今度は一緒に」
 彼の内部も祐樹の動きに同調して逐情を促す。
「あっ…もうっ」
「私もです」
 ベッドのスプリングが購入して以来おそらく初めての激しさで軋み続ける。
「声が…大きくなってしまうかもっ」
「では、私の肩を噛んで下さい。遠慮は要りませんから」
 一瞬の躊躇の後、彼の歯が肩口にかかった。
 二人の身体が弛緩したのは同時だった。祐樹の身体が彼の上に被さる。彼は細い腕としなやかな指先で祐樹の背中を優しく抱きしめている。
「家の浴室は隣家の塀と密着していますから、明かりをつけても大丈夫です。お湯張ってきますね」
 口付けを交わした後にそう言って彼から離れた。
「肩…痛かっただろう?」
「いえ、聡が私に下さったものは全て宝物ですから」
「そうか…」
 顔は見えなかったが、彼は花が綻ぶ風情で微笑んでいるだろうな…と思う。

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 スミマセン。最終回とか言っておいて、「君と月夜の庭で」のりり様から素敵なイラストを戴いたのでツイツイ書いてしまいました。りり様のイラストはトラバ先からお入り下さいませ~!
 ちなみに私の赤面モノのFC2ブログは
 http://kouyamamika.blog41.fc2.com/
 です。今でも下手ですが、昔はもっと下手なんだなぁと、羞恥を通り越して呆れています。小説しか置いてないので、昔の作品読んでやろうじゃないかという方だけいらして下されば嬉しいです。
 
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こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

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