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「気分は、下克上。」医師編-6(18禁)


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「もう、聡の凱旋帰国から1年になるのですね。短かいような長いような不思議な感覚です」
 彼は自分が一糸纏わぬ姿であることを自覚しているのかいないのか良く分からない表情だったが、春の爛漫たる日差しに照り映える満開の桜の微笑を浮かべた。
「私もそう思う。病院からのオファーが有って、祐樹が在籍していることを確かめてから帰国した。だが、本当にこんな関係になれるとは思っていなかったので。それが生涯で一番嬉しい出来事だ」
 彼の声と表情、そして桜色に染まった肢体が全て祐樹を惹きつけて止まない。
「私との行為で不満な点はある?」
 先ほども同じ趣旨の質問をしたが、惚れた弱みだろう何度でも確かめずにいられない。
「ない。全部満足している?」
 当たり前のことを何故何度も聞くのか?と言いたそうな不審な顔だった。
「では、聡が好きなことを教えて、出来れば具体的に」
 彼は桜色に染まった肢体を惜しげもなく祐樹に晒して立ち上がり、バスルームの扉を開けた。ルビー色の尖りと鎖骨上の情痕が油分を含み淫らで清楚な花に似て咲き誇っている。
「教えるから…祐樹の手を洗って、そしてバスタオルを一枚持って来て欲しい」
 手は乳液の油分と彼の放出したもので滴るほど濡れている。手を洗えというのはそれを洗い流せという意味だろうと思ったが、バスタオルは腑に落ちない。が、惚れた弱みだ。言う通りにした。
 手をホテル備え付けの石鹸で念入りに洗って――彼の欲情の証を洗い流してしまうのはとても惜しかったが――言いつけ通りにバスタオルを持ってスイートのリビングルームに引き返した。彼はデスクに背中を預けて立ったままだった。祐樹がバスタオルを渡す。
「有難う」
 長椅子にバスタオルを引いて腰掛けた。おや?と思う。今日の祐樹は彼の中に欲情の証をまだ放出していない。乳液を絡めた指で内壁を刺激はしたが。彼の内部から流れ出るモノはないハズだ。横に座ると彼の頭が祐樹の肩に凭れ掛かる。彼の腰を抱いて体を密着させた。
「好きなところ…あり過ぎて全部は言えないが。マンションの部屋での行為の時、まず髪を梳いてくれるだろう?行為の始まりに時間をかけて。あれはとても感じる。それから、私の着衣を祐樹の器用な手がやや乱暴に乱していくのもゾクゾクする。待ちきれないといった風情の手の動きに、『ああ、心の底から求められている』と実感出来る。ベッドに入っても祐樹はスグに私の内部に入って来ないだろう?胸や鎖骨や腰骨の辺りを念入りに愛撫してくれて…私の内部が綻ぶのを待っていてくれる。あれもとても好きだ。指の付け根を念入りに舌で愛撫されるのも大好きだし…。それと…行為の後で祐樹が腕枕をしてくれて心臓の音を聞きながら眠るのも」
 彼のウエストラインを手で上下させてから右手を彼の黒い髪に動かした。ムースのせいで固まってはいたが、汗の雫が髪にまで宿っていたのでスムーズには髪を梳けないが何とか汗の力を借りて髪の毛を梳くことだけは出来た。どうやら彼はソフトなタッチの行為がお気に入りのようだ。
「すみません。今日はあのような乱暴な行為をしてしまって」
 彼の瞳を覗き込むと、桜色の艶っぽい視線が祐樹の網膜ではなく心臓を射た。
「いや、ああいうのも好きだ。優しくされるのも良いが、乱暴にされると…何というか本当に求められている実感がわく…それに…」
「それに…?」
「今は、内緒だ。多分もうすぐ祐樹も分かるだろう…な。今日は…乱暴にして欲しい」
 彼の口調は行為の最中の艶っぽさで祐樹を誘う。
「良いのですか?明日…ああ、そういえば手術室の機械メンテナンスのために手術は予定されてなかったんでしたよね?」
 香川教授の手術は第一手術室で行われるのが通例だ。この部屋が最新鋭の機械が揃っているし、部屋も大きい。手術中に機械が壊れると患者さんの生死に関わる。人工心肺などは毎日技師によるチェックが入っているが、明日のメンテナンスは全ての機械に及ぶ。
「そう。だから私はデスクワークだし、祐樹は医師として初めての仕事になる…な」
 彼の桜色の唇が笑いを堪えている。祐樹はゲンナリした。
「ええ、いくらでも笑って下さい。学生の手術引率の仕事です。手術の後ろで解説したり、質問を受けたり…時にはゲロを吐く学生の世話までしないといけないという…そしてレポート作成をさせて貴方にレポートを持っていくんですよね?どうも性に合わない仕事です。高校の先生にでもなった気分です」
 学生の世話係が医師になった初めての仕事というのはかなり情けないが、この病院でのしきたりなので仕方ない。手術の実習中は――手術見学室からガラス越しに見るのと異なって――慣れていないと錯綜する臭いで気分が悪くなる学生も居る。祐樹は学生時代平気だったが同級生に一人、脳貧血を起こして昏倒して手術室から運び出された人間も居た。 彼は元々外科向きの人材ではなかったが、その恥ずべき体験に懲りて精神科を専攻している。
「手術を目の当たりにして嘔吐したり、失神したりする学生が居ないことを祈っている」
 彼は口調こそ真剣だが目は明らかに面白がっている。祐樹の母から指輪を託されて以来薄紙を剥がすように祐樹に対して心の構えを解いているのが分かる。それまではどこか緊張感が存在していたのだな…と今更ながら思う。自然体の彼を見ることが出来るのは祐樹だけだと自覚すると誇りさえ生まれる始末だ。
 彼が祐樹の左手を握ってきた。
「祐樹…しよう…」
「ええ、喜んで。聡の綺麗な肢体が全部見えるように立って下さい」
「その前に…口で祐樹を愛したいのだが…」
 彼の髪を優しく撫でた。彼は先ほど祐樹がバスルームに行く時に仕舞ったモノのジッパーを下げている。しんなりとしたソレを大切そうに捧げ持ち薄桜色の唇だけを使って茎の部分を滑らす。彼の怜悧な印象を与える唇に挟まれて祐樹のモノは現金な反応を見せる。
 海綿体が充分に充血すると彼は唇を大きく開き、先端部分を舌で舐める。尖らせた舌が祐樹の尿道口に潜り込もうと熱心な動きをする。物理的に不可能なことでもこういった行為では必要不可欠な愛撫だ。
 先走りの液体が漏れ出しているせいで彼の舌の動きもよりいっそう滑らかになる。
「とても…イイ…聡の内壁もシルクのようですが、舌も同じだ」
 自らも腰を動かして彼の口蓋に当たるようにする。彼の桜色の肢体がしなやかに反り返った。
「聡…もういいから…立ってみて…ただ、少し馴らさないと」
 彼は薄桃色の視線を祐樹に当てた。
「馴らさなくても、大丈夫。ただ、手を握っていて欲しい」
 左手を握ったまま彼を立たせた。しかし、今日は彼のシルクの内壁を二本の指で愛撫しただけだった。それなのに本当に馴らさなくて大丈夫なのかと不安が残る。彼を傷つけるような真似はしたくはなかったので。
 前髪が下りた全裸の彼の立ち姿にクラリとする。祐樹も立って彼の後ろに回り彼の肝心な場所を指で確かめた。
「あっ…」
 彼の緋桜色の吐息が零れる。祐樹の指は入り口の周りをなぞっただけなのに、彼の内壁の淫靡な動きと同じく誘い込む動きをしてくれる。
「聡…いつからこんな?」
 驚いて聞いてみた。
「さっき、祐樹の指で…前立腺を突かれた時に…何かおかしいと思っていた。自覚したのは、祐樹の指が出ていった時…だな。入り口がとても敏感になってしまって祐樹の指を引き止める動きを…祐樹は気づかなかったようだが…。自分でも怖いくらいに身体が祐樹を求めている。だから…今日は…激しく」
 入り口がこれほど敏感になってくれた人は祐樹も初めてだった。が、バスタオルの意味も了解した。彼は内壁にねっとりと絡み付いている乳液が万が一にも零れないようにと配慮したのだろう。
「聡…こんなになってくれてとても嬉しい。愛している。だから…挿っても…いい?」
 彼の入り口に自身を押し付けると、歓喜の動きで先端部分をやんわりと締め付けられる。
「いい。早く…挿れて…欲しい。奥まで…激しく…欲しい」
 彼の声が緋桜色の雨のように室内にこだまする。
 
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こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

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