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がんじがらめの愛7-3

 愛しい片桐の唇から、断腸の思いで唇を離した。離れ離れになってかなりの時間が経過している。このまま接吻を続けていると、もっと先の事までしたくなってしまうという焦燥感に似た感情が押し寄せて来たせいだ。
 今日は明日の皇后陛下との内々の謁見に備えて、彼の体力と精神力が回復する事を優先させなければならない。
 片桐は唇を離されて不満そうだったが、一段と華奢になってしまった腰を抱いて、説明する。
「明日は宮中に参らなければならない。これ以上接吻を続けると、それだけでは我慢出来なくなる」
 真顔で言うと、片桐は不承不承といった顔で頷いた。
「お食事を持って参りました」
 扉を叩く音と共に聞こえてきた。
 片桐は腕を解くと、扉に向かい食事の載った台を運んで来た。華子嬢の心遣いなのか、二人分有る。
「お前、まだ食べる事が苦痛なのか…」
 少し気まずそうに苦笑した片桐が言う。
「晃彦の前だと食べられるが、それ以外ではやはり食は進まない…ただ、今は無理やり食べ物を咀嚼しようとはして居る」
 二人して食事の卓に座る。相変わらず箸の動きは遅いが、食事は残さず食べる事が出来た。
 その後、明日のことについて相談する。
 片桐にも絢子様が動いて下さって居る事は報告済みなので、明日の皇后陛下の呼び出しもその件だろうと告げた。
「そうか…ただ、社交界の一部ではオレと晃彦の関係が醜関係として伝播していると、母上が大変な剣幕で怒っていた…」
 長い睫毛を伏せて片桐が言った。
 恐らく、その噂は、自分の母が漏らしたに違いない。
「……申し訳ない。それは俺の家族のせいだろう。ご立腹の様だったから」
 片桐は、瞳に複雑な色を浮かべている。
「いや、オレは気にしないし、むしろ晃彦が迷惑すると思ってひたすら申し訳が無かったと思って居た。オレが同級生でなければ、こんな出会いも無かったのに…」
 躊躇したが、思い切って聞いてみた。
「俺とこういう関係になって後悔しているのか」
 彼は瞳を切なげに細めた。
「いや、後悔は全くしていない。ただ、波紋が予想以上に大きかったものだから…」
「だが、協力者もお前のお陰で沢山出来た。そうそう、シズさんが『申し訳ない』と伝言を頼んで来た」
「そうか…。『こちらこそ』と返事をしておいて呉れれば嬉しい。それから…」
 そう言うと片桐は席を立ち、向かい合った状態から隣り合わせの席に移動した。




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こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

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