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がんじがらめの愛7-24

 片桐の部屋に三條が入って来た。自分にとってはあの悪夢の日以来に出会う事になる。
 親友の三條を忘れて居た訳では全く無いが、自分と片桐の事を優先して考えていたので、彼の事は後回しにしてしまったという後悔の念が湧き上がる。
 三條は快活に二人に挨拶した。
 三條の婚約者は片桐の妹の華子嬢なので、こちらの屋敷には良く訪問して居るようだった。片桐も屈託無げに喋って居る。
「久しぶりだな」 
 後ろめたさを感じながら挨拶をした。
「ああ、本当に久しぶりだ。まぁ、お互い、自分の自由恋愛のせいで忙しかった面は否定出来ないが」 
 気の留めている風も無く、三條は返す。言外に「お前は忙しかったのだから気にしなくて良い」という顔つきをしていた。
「鮎川公爵に頼んでくれたのは本当なのか」
 お茶と御菓子の用意をしてから女中が下がると早速本題を切り出した。
「ああ、二人のことが看過出来なくて、鮎川公爵に相談はしていた。あの方は、詳しくは存じ上げないが、御家庭の事情とかで…暫くは市民に混じって生活されていたし、その上、お前と片桐の仲を御知りになって驚くような方ではないと判断したが…悪い方法だっただろうか」
 いつも快活な彼にしては、最後の方は呟く声になった。気にしているのだろう。
「いや、オレはそう思わない。本当の関係を知らないとこの相談事は出来ないだろうから。むしろ有り難く思って居る」
 自分が考えていた事を先に言われてしまい、微苦笑を浮かべた。
「片桐の言う通りだ。本当に有り難いと言う言葉では表現出来ない。忝く思う」
 そう言って座って居た椅子から立ち上がり深々とお辞儀をした。慌てて片桐も立ち上がり、自分に倣った。
「鮎川公爵から出掛けに電話が有った。多分説得出来るので安心しろとのことだった」
 思わず二人して安堵の吐息を漏らした。
 その様子が可笑しかったのだろうか、三條は笑った。
「本当に気持ちが通じ合って居ないととてもではないが、こんなに息の合った行動は取れないな」
 片桐は頬を紅色にして居る。自分も口元が弛んでいる自覚は有った。

「それはそうと、お前たちの留学祝いを学校の友達や今まで世話になった人とする気はないか」
「送別会か…良いのだろうか」
「学校には許可は取って有る。招待したい方を書き出してくれ。一応、こちらで把握している分は名簿を作成して有るが…。これがその名簿。後で漏れが無いか確認してくれ。ちなみに、父母のツテで、ほとんど完成した帝国ホテルの宴会場でする事にした」
 ノオトを渡してくれる。これに招待客の名前が書いてあるのだろう。
 これだけ自分達の事を気遣って居てくれたのかと思うと御礼の言葉が出て来ない。彼も、華子嬢との恋愛に忙しかった筈なのに、ここまでの気遣いをしてくれるとは。
 絶句しているとその様子を見た三條は一旦、言葉を切り悪戯っぽく付け加えた。
「ツテが効いて、新しく出来た部屋も特別に使わせて貰えるように計らった。二人で泊ったら良い」
 言外の意味に絶句するしか無い。片桐の方を見遣ると彼も同じ事を考えたのだろう、身体を硬直させていた。



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現在リコメたまりまくってます><スミマセン!
昨日も小説書きながら、いつの間にか寝てしまったらしく(私のパソはリビングにあります)家族に起こされるまでリビングのソファーで爆睡!!で、よろよろと仕事に参りましたが、電車に乗った記憶がないのに、いつの間にか、勤務先の最寄り駅まで着いていました。電車内でも爆睡していた模様。しかも!!必需品の電子辞書…どっかに置き忘れてしまいました(号泣)また余計な出費がぁ><

忙しいのは良いことなんですが、疲労が溜まりポカミスが続出ですぅ。
明日、(予定では←予定は未定!!)最終回まで書き溜めようと思ってますが、自分に自信がありませんですぅ。
最終回、何話になるのか…書いている本人も分かりません><

付き合っても良いよ!と思われる寛大な方、どうか宜しくお願いいたします!!←切望!!







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こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
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著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

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