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がんじがらめの愛 最終章ー3

「では、僕は絢子様の都合を今から侍従にでも電話して伺って来る。もう遅いのでそのまま辞去する事にする。大まかな人数だけ後で教えて貰えれば有り難い」
 二人に向かって言葉を掛ける。
「これからは気兼ね無しに話せる様になって良かったな。お休み」
 心の底から嬉しそうな表情で三條は部屋から出て行った。
 華子嬢も三條と共に部屋から出て行った。少しでも話したいのだろうと思うと微笑ましいものを感じる。

 二人きりに成ったので、先程から気に成って居た事を質問して見る事にした。
「…片桐は、家を継いで家長に成り妻を迎えるのか」
 突然の質問に彼は目を見開いていたが、ふと瞳が暗くなった。
「そう言う晃彦はどうする積りなのだ」
 逆に質問して来た。
「俺は、お前が傍に居てくれる限り、結婚はしない。家長としての務めの中に嫡子を残すことも含まれているが…、それだけはしない積りだ。俺の次の家長は弟の子供から出すようにする」
 決意表明をしながら片桐の顔を見ていると、表情に明るさが序序に戻って来る。
「オレも同じ事を考えて居た。陛下から嫡子になるようにとの仰せで一番気に成ったのはその点だった。晃彦が妻を迎えたらどうしようかと思って居た。ずっと二人で生きて行きたいと思っている、だから晃彦が妻を迎えたらどうしようかと思っていた」
 目を伏せて唇を右手でなぞりながら話す片桐を見ていると、睫毛の長さと華奢な指が目に入って来る。
 自然に、触れ合いたいと思ってしまう。
 まず、手首を優しく掴んで、指に口付けをした。片桐はなすがままになっている。目蓋にも口づけ、その後唇に接吻した。始めは唇だけ重ね合わせ、片桐が唇を弛めたのを良い事に、口付けを深めた。
 歯列の裏、舌の裏などを舌で愛撫すると、気持ちが良さそうな顔をして居る。勢いづいて、執拗に愛撫すると、彼も同じ様に舌を動かした。徐々に快感が高まって来る。このまま、次に進みたいが、帰邸の時間も気に成る。
 断腸の思いで接吻を中断した。
 片桐は恍惚とした表情だった。
「悪いが、屋敷の様子も気に成るので、今日のところは帰るとする。続きは近い内に」
 その言葉に片桐は表情を一転させた。
「晃彦の母上が許して下さると良いな」
 切実な口調で言った。
「ああ、鮎川公爵の説得に期待して居る。結果は隙を見て連絡するので待っていて欲しい」
「朗報が有れば良いのだが…成るべく早く教えて欲しい」
 憂い顔のまま片桐は言った。
「電話が使えない時はシズさんに手紙を持たせるようにする。可及的速やかに連絡するので待っていて欲しい」
「待っているから」 
 無理に微笑しているのが分かる表情で彼は言った。

 自分の屋敷に帰るのは全く以って気が進まないが、帰らないと余計に事態が悪化するだろう。
 片桐の部屋を出ようとすると、片桐も付いて来た。門まで送ってくれるらしい。
「もう少しの我慢だ。船の中でも英吉利でもずっと一緒に居る事が出来る。それを楽しみにしている」
「オレも楽しみだ。早く出港の日が来ないか一日千秋の思いで待っている」
 
 そんな事を話していると正門に来た。門の中の植え込みでは誰にも見咎められそうに無かったので、しばしの別離の挨拶代わりに口付けをした。
 片桐も背中に手を回してくれた。学生服が皺に成るほどの強さで抱きつかれ、別れ難い様子を見せて呉れた。



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でも、ちょっと仕事量と体力がアンバランスな上、今頭ガンガンしています。
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こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
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著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

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