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がんじがらめの愛 帝国ホテル編ー9

 不思議な感覚で眼が覚めた。硬さも寝台の物ではない上に妙に身体が浮いている様な感覚。それでいて懐かしさを覚える体温と自分の髪を梳く手…。
 完全に覚醒すると、ごく近くに最愛の彼の端整な顔が微笑んで居た。しかも、自分の身体の下でだった。
「起きたのか」
 幾分掠れた声で片桐が言った。あろう事か、行為が終ると直ぐに寝てしまっていたらしい。
「すまない。重かっただろう」
 髪を梳く手を休めずに何でも無い声で片桐は言った。
「いや、重くは無かった。人の重みと体温は気持ちが良い事を発見出来た。それにオレも少し眠ってしまったし」
 目映く微笑む片桐の表情に嘘を吐いている気配は無かった。
 慌てて彼の身体から降り、ざっと自分の状況を見回す。全裸の自分に殆どはだけたバスロウブの片桐。ホテルの寝台は情交の激しさを物語るかの様に敷布が皺だらけになって居た。それから汗まみれの自分達の身体…。
「終ってから直ぐに眠ってしまうとは…。本当にすまない」
 彼はクスリと笑った。――その表情は驚くほど妹の華子嬢とそっくりだった――
「先程から晃彦は謝ってばかりだ…。洋行の準備で多忙だったのだろう。それに送別会でも疲れただろうし。それはオレも同じだから気にしないで呉れ」
 お詫びの印に汗ばんでいつもよりも重さの増した彼の髪を撫でた。片桐は唇に中指を添えた。もうすっかり癖になって仕舞った彼からの意思表示だった。
 後ろ頭を支えて熱く接吻をする。彼も唇を開いて舌を絡めて来る。抱き合っていると、お互いの汗ばんだ体が気になった。と言っても、決して不愉快なものでは無かったが。それにお互いの濃度の有る体液も…。
 普段は1人で浴室を使って居るのが当たり前の生活だが、今回はどうしても離れ難く思った。これからはいつも一緒に居られるというのに…。
「一緒に浴室を使わないか」
 多分いつもは彼も1人で浴室を使っているのだろう。頬を染めたが、数分の躊躇の後、頷いた。
 流石に全裸は憚られたので箪笥を開けて見ると、浴衣が有った。それに手を通してから彼にどうするか目顔で聞いた。彼はバスロウブを直し、浴衣は手に持って自分の後に従った。
 寝室から居間を通り、浴室へ向かう。浴室は流石に外国人も使用出来る様に大きく作られて居た。まだまだ珍しいシャワーも完備されている。
「一緒にシャワーを使うか」
 半分本気で誘った。彼は湯船にお湯を満たして居る。
「いや、それは…」
 狼狽した様に首を振った。流石は帝国ホテルだ。自分がシャワーを浴びている間に湯船にお湯が溜まって行く。片桐は湯船の縁に腰を掛け、自分がシャワーを使う様子を見るとも無しに見ているのが分かった。しかし、自分が片桐と目を合わせようとするとするりと逃げられてしまう。



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こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
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