スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

がんじがらめの愛 蜜月編ー20

下記画像をクリックすれば、ブログ村に有無を言わせず拉致されます。クリックしてから別窓で小説を読んで戴ければ嬉しいです!
↓ ↓


 帝国ホテルでの送別会の後から毎晩、そういう意味で彼に触れて来ていたので、浴衣姿で彼を抱き締めて眠るだけと言うのも新鮮だった。
 こめかみに接吻し、夜の挨拶をしたら途端、彼は安らかな寝息を立てている。以前不眠に悩まされていたのが嘘の様に感じる程、眠りの国に行った彼を抱き締めていた。
 乗船して二日経ったが危惧していた船酔いは今のところ二人とも皆無な事も安心出来る材料だった。
 眠って居る彼の横顔をむさぼるように、ただ、見つめていた。
 彼の自分よりは少し低い体温と安らかな寝息に、やがて自分も眠りの妖精が訪れて来た。

 唇に湿った感触を感じて目を覚ます。片桐の口付けだった。閉め忘れた船窓のカーテンから朝日が降り注いでいた。
「おはよう」
 片桐が微笑んで言った。
「もう起きたのか、早いな」
「ああ、少し前に起きてお前の寝顔を見ていた。接吻したくなって仕方が無かったので
してしまったが無理に起こしたか」
 心配そうに彼は言った。
「いや、そろそろ朝食の時間だろう。無理では無い」
 時計を見ると起きるのに丁度良い時間だった。
「そうか…それならば良いのだが」
「シャワーを浴びて朝食に行く支度をしよう。どうせなら一緒に入るか」
 笑みを含んでそう囁いた。
「それは…駄目だ。もし一緒に入ったら晃彦としたくて堪らなくなる」
 真顔で言う彼に愛しさが募る。
 夜しか行為をしてはいけないという訳では無いが、朝から行為に雪崩れ込むのは少々憚られる。
 交互にシャワーを浴び、朝食用の服装に着替えた。自分ではネクタイを締める事が出来ないので片桐にしてもらう。
 ダイニングに行くと、オブライエンが居た。昨日片桐には注意を喚起したので大丈夫だと思うが、油断はならない。
「おはよう。昨日の迷子は大丈夫だったのか」
 そう片桐に声を掛け、自分のテェブルに座るように手で促す。
 やむを得ず、オブライエンの隣に自分が座り、少しだけ片桐との距離を遠くした。
「おはよう、加藤君」
 そっけない口調で挨拶され、その後の会話も片桐に向けての質問が多かった。勿論見詰める時間も。
 片桐もこの期に及んでその事に気付いた様だった。会話を自分の方に振って来る。この様な場所ではにこやかに会話をするのがマナァなので、答えを返す。主にミスズの件が話題だったので自分も話しに加わる余地は充分有った。
 しかし、オブライエンの視線は片桐の顔や身体を執拗に見て居た。不快には思ったが、どうする事も出来ない。
 片桐もその空気を察した様で、彼にしては早い速度で朝食を口に運んで居る。
 オブライエンの存在で食欲が出ない。手を付けてないオムレットの皿を給仕に下げて貰った。朝食は諦めて珈琲を注文した。その様子を片桐が眉間にしわを寄せて見ている。
 珈琲を飲み終わる。片桐は自分の皿を全て下げて貰うように給仕に言った。
「食事はもう終わりかい。ならば後ほど談話室で話そう」
 オブライエンが無理に笑顔を作っているような感じで片桐に言った。
「はい。分かりました。十時頃に談話室に行きます」
 そう言ったのを潮に、二人して席を立つ。
 談話室で話す事を受諾した片桐の本心は分からないので苛立ちは募った。
 廊下を歩いていると、片桐が囁いた。
「晃彦の思った通りかも知れない。昨日まではただオレが話す日本の伝統文化の話しに興味を持っているだけだと思っていたし、身体を触るのも英国人の習慣だと思っていた・・・。
 今日は晃彦も話しに加わっていたのに、オレの目を見る時間の方が長かった。
 オブライエンの気持ちが本当のところ・・・どうなのかを談話室で聞いてくる積りだ。もし、晃彦が昨日言った通りだったら、きちんと断る積りだ。オブライエンがオレに恋愛感情がないなら邪推するのも悪いと思う」
 邪推では無い自信は有ったが完全ではない。
 それにしても片桐らしい即断即決だった。自分が惚れた潔さは健在だと先ほどの苛立ちが雲散霧消する。



__________________


 ブログ更新の一番の力…それは、読者様がクリックして下さる「ブログ村」です。
ブログ更新の活力の源を下されば、とっても嬉しいです~!このクリックが「毎日更新頑張ろう!!」と思えます!!楽に流れようとする管理人の尻も叩けるという効果もありますーー!
画像をクリックしてしばらくお待ち下さいませ。画面右横に「インターネット」と表示されるまでお待ち戴ければ嬉しいです。
 ↓ ↓

    

___________________


 本編は下記リンクから始まっています。暇で暇で仕方の無い時にでも読んで下されば嬉しいです!!






年のせいか、季節の変わり目に身体がついて行かないようです。ちょっと熱っぽいので、明日はゆっくりするつもりです。
風邪を心配して下さった方、有り難う御座います。暖かくして水分をこまめに補給してこれ以上悪化させないように頑張ります。






________________________
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

FC2ブログランキング
ランキングに参加させて戴いております。ご訪問の際ポチっと。とっても喜びます!!

FC2Blog Ranking

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。