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「純愛と妄執に揺れる心」第二章-4(18禁)

「ほとんどのビデオって、女は綺麗なのに男はイマイチっすよね?この二人の絡みなら兄貴達も高く買ってくれるかもっす」
 平島のヤツがとんでもないことを言い出した。純一の肩を掴んでいたヤツが肩に力を込めて純一を正面から覗き込む。
「そうだな…コイツ、やたら小綺麗なツラしてやがるし。本○ビデオを撮られれば、誰にもチクれねぇ。いい考えかもしれねぇな。美少女と美少年のビデオなら兄貴はいつもより多めに報酬にしてくれるかもしんねぇ…」
 力ずくで押さえつけられていた平野さんの抵抗が止んだ。僕がビデオに写される?考えただけでおぞましい。だが、逃げ場はどこにもない。肩を押さえているヤツの力はとても強くて純一には振りほどけない。それに平野さんまで救い出すなんて今の状況では純一にはムリだ。必死に活路を見出そうと辺りを必死に窺ったが、出入り口は全て封鎖されている。
――直哉兄さん!――
 心の中で叫ぶが、直哉兄さんが来てくれるなんてことはないだろう。ここに純一がいることも知らないのだから。
「そうっすよね?でもいつもはもっと少ないんすか?俺達はただ出来ればいいっすが…」
 兄貴分に褒められた平島のヤツは嬉しそうだった。金銭欲と本能の二つが満たされると思ったせいか粘つく目つきが平野さんと純一に注がれる。
「ああ、普通は3万だ。だが、こいつらの絡みだと6万は固いかもな。こういうのはどうだ?美少女と美少年の逢引編をまず撮影する。その後でこの女を皆でやっているところを撮るってのは?」
 平野さんは真っ青な顔で純一を見ている。他のヤツは…皆楽しそうだ。
「いいっすね…。俺達も女を知っているって自慢出来ますし。やっぱ、何でも知っている方が強いっしょ?」
 こういうコトは好きな人同士、それも大人になってからするものだって施設の先輩のお姉さんが言っていた。施設の先輩のお姉さんは勉強こそからっきしだったが世間に対する知識が凄い。直哉兄さんとも良く話しているお姉さんの名前は佐藤隆子さんという。色々修羅場も経験してきたらしいが、それでいて自暴自棄にも情緒不安定にもならず将来の夢であるメイクアップアーティストになろうと頑張っている頼れるお姉さんだ。
 コイツラは女の子もクスリも、タバコもそうだが、知らないとバカにされる世界に生きているらしい。それで格好の餌食が平野さんなのかと思うとお腹の底から怒りと絶望がこみ上げてくる。
「お、こんな綺麗な顔なのに、おっかねぇツラも出来るんだな…だが、撮影中はそんなツラすんなよ」
 肩を掴まれて平野さんの方へと否応なしに連れて行かれる。
「ハダカの方がソレっぽくないっすか?」
 平島のヤツが平野さんの胸を触りながら言った。
「だよな…。工場での逢引だもんな」
 肩を掴んでいる中学生が合図したのか、純一の服が塵まみれの工場の床に落ちていった。その後、平野さんの身体の上に何も纏わない純一の身体が重ねられた。
「ごめん…平野さん…助けようとしたのだけれど、僕が間抜けだから…」
 ヤツラに聞こえないように小さく囁く。
「ううん、助けに来てくれただけで嬉しいよ…。それにどうせヤツらにマワされる運命だった…小倉君があたしのこと好きでもないことは知っている。けど、最初の人が初恋の人の方が断然イイ…。小倉君はとっても迷惑だろうけど、アイツらが最初の人になるのは嫌なの。あたしのこと少しでも可哀相に思ってくれるなら…アイツらより先にして…お願い」
 切々と訴える平野さんの言葉。
 純一がアイツらに見つからなければ平野さんだって無事に済んだハズだったのに…そう思っても後の祭りだった。
 平野さんの汗ばんだ手が純一の首に回された。
「お、いいじゃん?そのままやっちまえよ…といっても肝心なモノが準備出来てねぇよな」
 シ○ナーだか何かで頭のネジが飛んだヤツがヘラヘラ笑いながら純一のまだ幼いモノに触れる。気持ち悪さに吐き気がした。が、茎を上下に撫でられると純一の意思とは関係なく反応した。
「キスして…いい?」
 平野さんは僕の顔だけを見て真剣な表情で言った。女の平野さんが覚悟を決めているのだから僕も腹を括らなければならない。
 そっと唇を重ねた。初めてのキスだったが状況はあまりにも悲惨だ。
「次は胸だ。舌全体でアイスキャンデーを舐めるようにするんだ」
 一番の兄貴分――僕の肩を押さえていたヤツだ――が家庭用のビデオを回しながら言う。
 後はもう唯々諾々と指示に従うしかない。
 挿れる時は、とても苦労した。場所はアイツらに教えて貰ったが初めての平野さんは必死で痛みを堪えているらしく唇を噛み締めている。
「辛いだろうけど…もう少し…力を抜いて」
 アイツらに教わった方法ではなく、薄いピンクの胸の尖りを宝物みたいに撫でて囁いた。
『はやく、ブチコメよ!乱暴にされるほうがイイらしいぜぇ』
『本番、ナマダシだぁ』
 ヤジが飛ぶ。僕だって恥ずかしいけど、平野さんはもっと恥ずかしいに違いない。
「平野さん…優しくするから…力…抜いて」
 耳元で囁くと、平野さんの身体から水分が出てきた。その助けを借りて一気に平野さんの身体の中に挿った。
「痛くない?大丈夫?」
 そう聞いて見ると、平野さんはさっきの痛そうな顔ではなくわずかに和やかな表情を浮かべた。
「うん…大丈夫。あたしの中で動いて。一生の宝物に出来るから」
「動くって?」
 もうヤツらの指導なんて聞きたくもない。平野さんの言葉で行動したい。
「前後に体を動かすの。そうすればきっと大丈夫」
 平野さんの指示通りに動く。背中に回された平野さんの手が純一の動きのスピードを教えてくれた。
『男のケツの動きって間抜けっすね。ビデオでもそう思ったけど』
『でもコイツのケツは白くて綺麗だから…まだマシだろう。お前達も後で写るんだぞ』
 そんな雑音が入る中で、ゆっくりと動いた。頭の中は妙に冴えている。次第に茎も平野さんの暖かい場所で摩擦されると悦楽の切れ端を伝えて来た。
「あっ…」
 身体の奥から液体が出る。その未知の恐怖に一瞬怯んだ。汗ばんだ身体中の力が抜けて平野さんの身体の上にくずれおちてしまった。
「早く、ぬけよ」
 ビデオを持ったヤツが言った。
 平野さんを抱きしめてから身体を離す。
 彼女のシワシワになった白いスカートには禍々しい赤い血が付いていた。
「やっぱり初めてだったっす。コレって高く売れるっすか?」
 平島が兄貴分に聞いている声が妙に遠くに感じる。二度と見たくないと思っていた血の色の赤。それに注目しているのは純一だけだった。他のヤツらは平野さんの両脚を広げている。純一は先ほどとは違う冷たい汗が背中を滑り落ちていくことを自覚した。
「どうして、せーえきが出てこないっすかね?」
 平島が不満そうに兄貴分に聞いている。
「あれはビデオの演出だろ?だが、口に出せば飲み込まない限りはちゃんと見れる」
「ちっ、ナマダシの迫力とかシオフキとかもムリっすか?」
 平島のヤツと兄貴分の会話は、平野さんをモノとしてしか見ていない冷酷さがあった。が、僕は数年ぶりに血を見たショックで茫然自失だった。それに初めての体験がこんな異様な状況でだなんて…。それに何より、平野さんは僕がヘマをしたから助けることが出来なかった。唇と手がぶるぶると震えてしまう。
「ご免なさい。本当に」
 平野さんに震えた声で囁くと、平野さんはとても綺麗で切なげで儚い笑みを浮かべた。
「役者交代すっから、離れろ」
 平島のヤツに乱暴に平野さんから引き離された。
 とにかく服を着ようと僕の服がかたまって置いてあるところに行こうとした。
「服はダメだ。服を着たら逃げる可能性がある。このショーが終わるまでそのままだ」
 兄貴分が冷たい声で言う。僕は血を見た恐怖とこれから見なければならないものへの絶望感に打ちひしがれた。




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BL小説にあるまじき男女の絡みでの18禁…。これ以上、読むのが辛いとのご意見もありますが…この話はとっても暗い話なので、仕方ないです~!スミマセン!!


綺麗なお花が満開の「ごんべえ」様から画像をお借りしております。
「ごんべえ」様のブログはこちら。綺麗なお花にグルメ記事と素敵なポエムが沢山有りますので~!「ごんべえ」様、いつも有り難うございます~!

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こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

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