スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

がんじがらめの愛 続 蜜月編ー10


 この作品は、日本ブログ村に参加致しております。他社様ブログに比べて、ヤフーブログはポイント反映が遅いので…お手数をお掛けして申し訳ないのですが、下の画像をクリックしてから別窓で小説を読んで戴くと大変嬉しいです!

    

↓ ↓

    

 昼食を味わいもせずに咀嚼した。その代わり水分を普段よりも多く摂る。摂り過ぎは身体が鈍るので、計算して飲んで居た。
 隣に座った片桐は時折心配そうな顔をしてこちらをさりげなく凝視している。
 一番食べるのが遅かった美鈴を待って、練習場に戻った。林氏と美鈴が先を歩いていたので、二人きりの会話が出来た。
「タオルで拭いて呉れて申し訳ない」
「いや、元々の原因はオレにあるのだから気にするな。毎夜オレの身体で晃彦の身体を冷却したいと考えて居たのだが・・・」
 心を丸ごと開け放った様な微笑を浮かべて言った。
「それは不可能だろう。今日は八時以降練習に付き合って貰うと…」
「ああ、オレで良ければ付き合うが…ではせめて、一緒に浴槽に入り、筋肉を解した後、冷水欲をしよう」
 そんな事を話していると練習場に着いた。
 今度は林氏とフェニシングの剣で打ち合う順序だった。
 剣先は敢えて集中せず、相手の姿勢から判断する様に意識して変えた。
 相手の剣が何処から来るのかをこの二日間の練習で何となく分かって来た様な気がした。相手の身体がどう動くのか、相手を良く見て即座に判断する。此処までは剣道と同じだ。曲線を描く剣先にもようやく慣れて来た頃、自分の顔に汗が浮かんで居ない事に気付いた。
――これが美鈴の言う集中か――
 少し会得したような気がした。
 すると、練習場の扉の方で、高貴かつ綺麗な英吉利語の賛美と共に拍手が聞こえてきた。
 練習場は自分を含め四人しか居なかったので、皆が一斉に振り向いた。
「懐かしい音が聞こえてきたもので、つい立ち寄ったのだが素晴らしい試合だった」
 質素な服装ながら、気品の溢れる英国老紳士だった。
「このような所で本格的な試合を見る事が出来るとは…」
 流麗なクイーンズイングリッシュだった。完璧な英語に誰もが口をきけなかった。
「失敬。私の名前は二等客室のウイリアムと言う。お会いできて嬉しいよ」
「お会い出来て光栄です」
 片桐がまず言ったが、彼の目に不思議な靄がかかっている。何かを思い出している様子だ。
 それぞれ自己紹介を済ませると、ウイリアムは厳しい顔つきながら柔和な目をして言った。
「見学していても構わないだろうか」
 口調こそ丁寧だが、他人に有無を言わさない迫力が有った。元より断る筋合いは無い。此処は一般に開放されている場所なのだから。
 八時までウイリアムは見学していた。余程興味が有ったのだろう。林親子が明日の約束をして夕食に行く。
 昼間から水分も食物も摂っていない自分の為に片桐が何時の間に手配したのだろう。夕食用のお握りと味噌汁、そして二等の食事を三人分差し出した。
 三人分…と疑問に思っていると、ウイリアムの分だと分かった。日本食なのに、フォークとスプーンが用意されていたので。
 片桐は彼に向かい、少し失礼しますと断って、練習場の隅の誰も居ない所に連れて行き、濡れたタオルと渇いたタオルで自分の背中を拭いて呉れた。
 彼の相変わらず冷たい指先が自分を冷やして呉れる様に思えた。誰も見ていない事を確かめてから、少しはさっぱりした体で彼の身体を抱き締め、口付けを交わした。五分もそうしていただろうか。お互いの呼吸を奪い合い、唇と舌で魂の溶け合う接吻をした。
「ところであの英吉利人は誰なのだ」
「分からない。こちらが自己紹介をしても名前しか名乗って呉れない。それ以外は色々話すのだが…オレだけでなく林氏や、美鈴とも…。これから、剣道とフェニシングの折衷の練習をすると話の流れで言ったら私も見学したいとの事だ。別に構わないだろう。もし晃彦の気が散るようなら断るが。ただ、あの顔…どこかで見た事が有るような…」
 片桐も不審そうな顔をして居る。
「別に練習は見せても構わない」
 頓着無く言うと片桐は、安心した顔を見せるとつま先立って口付けを一つ呉れた。その様子からはウイリアムと約束を既にしていたのかも知れないと思った。そこまで目くじらを立てる程の事ではない。特等・二等船客立ち入り自由の場所で練習をして居るのだから。
 夕食を終えたら片桐との練習が始まる。
 彼とではどちらが強いのか、真剣に立ち会いたく思った。本来ならば竹刀を使いたかったのだが。


____________________
 

 ブログ更新の一番の力…それは、読者様がクリックして下さる「ブログ村」です。
ブログ更新の活力の源を下されば、とっても嬉しいです~!このクリックが「毎日更新頑張ろう!!」と思えます!!楽に流れようとする管理人の尻も叩けるという効果もありますーー!
画像をクリックしてしばらくお待ち下さいませ。画面右横に「インターネット」と表示されるまでお待ち戴ければとてもとても嬉しいです。お手数をお掛けしますが、応援宜しくお願い致します。


 ↓ ↓


___________________




 本編は下記リンクから始まっています。暇で暇で仕方の無い時にでも読んで下されば嬉しいです!!






______________________

今日はホモ☆トリビアお休みさせて頂きますね。(す、睡魔が…)
香港で値切り倒した(翌日正規店に行くと、、価格は倍…)時計、「値切り方教えて欲しいです」との投稿と共に、「実夏さんって値切るんですか?イメージが…」などのコメントが…。「値切り方」については、そのうち(←何時になるかは本人にも分からない)
「くつろぎの空間」で記事にします。折角の豪華客船(のつもり)の話の下に下世話な(?)話は、流石に…ネ。ちなみにその時計は愛用していますが、「○○~!Hに見える~」と指摘されました。丁度、小説でHシーン考えていたので、びっくりしました。
一瞬考えて、ああ、この時計のブランドのロゴだよ~っと。

最後の登場人物が出て参りました。映画やドラマで言うと、通行人Aレベルの登場人物は出てくるかもですが、名前が出て来るのはこれが最後だと思います。
物語もクライマックスに近付きました。
お付き合い下さいまして本当に有り難うございます!





スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

FC2ブログランキング
ランキングに参加させて戴いております。ご訪問の際ポチっと。とっても喜びます!!

FC2Blog Ranking

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。