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がんじがらめの愛 続 蜜月編-13

 やはり、ヤフーブロガー様から「村クリックの反応遅いですよね」とのコメントが…

 ブログ更新の支えの一部(一番大きな理由は書きたいからなのですが)になっておりますので、下記画像をクリックしてから小説を別窓で読んで下されば有り難いです。

    
 ↓↓


 二人でこっそり笑い合っていると、ダイニングで顔見知りになっていた英吉利人の男性から声を掛けられた。
「お早う。オブライエンとフェニシングの勝負をするそうだな。楽しみにして居る。場所は特等の運動場所だろう」
「どうしてそれを」
 噂に成って居るとは思わなかった。
「オブライエンから聞いた。我々は皆、楽しみにして居る。些か航海にも飽きて来たところだ。良い暇つぶしになる。立場上応援は出来ないが…ベストを尽くせ。幸運を祈って居る。ついでに賭けも楽しむ積りだ」
 英吉利人とは思えない陽気な青年だった。冗談の好きな亜米利加人の様にも思えるが、「立場上」と言ったからには英吉利人に間違いは無さそうだ。
 今まで黙って聞いていた片桐が静かに口を挟んだ。
「掛けは、日本人も参加出来るのですか」
「勿論、ただ、賭けている人間は少ないがね…」
「では、英吉利人の間でだけその噂は広まっていると…」
「その通りだ。日本語を話せる人間が我々の中には殆ど居ないからな」
 自分達は特等の社交場にあまり参加して居ないが、日本人の中には日本語しか出来ない人の方が多い。特等の社交場では特にその傾向が強かった。自分達は特等の客室に居て、英吉利に着いたら二等や三等に宿泊させている自分達の書生に通訳をさせる積りの日本人が多い事は初日のディナーで分かって居た。
 必然的に日本人は日本人同士で固まり、外国人は外国人で固まるのだろう。
 自分に賭けないのも尤もだと思った。フェニシングの試合なら英吉利人が有利なのは自明である。別に腹を立てる様な事では無い。特等に居る外国人は為替レートの関係も有って、日本人よりも有利な立場で乗船出来る。特等の日本人は華族か政商や豪商の社長だけだが、西洋列強の人間は、もっと下のランクの人間も多数存在するだろう事は想像に難くない。
「では、彼に掛けるとすれば大穴ですか」
 その辺りの事情も片桐は分かって居る筈だ。
「勿論その通りだ。ただ、これから日本人にも宣伝はするが…」
 飽く迄も賭けを楽しむ積りらしい。
「誰が取り仕切っているのですか」
 片桐がこういう下世話な事に口を挟むのは珍しいので、黙って聞いて居る事にした。
「実は俺が取り仕切っている」
「では、私は彼に賭けます。500ポンドでどうでしょうか」
 静かな口調ながらも決意を感じさせる声で片桐は言った。
「500ポンドも良いのかい。流石に日本の貴族の子弟は気前が良いな。それ程お金の使い道が無いのかい」
 冗談の様に肩を竦める。
「いえ、彼を信じているからです。お金はいつお支払すれば良いですか」
 凛とした表情で片桐が言った。
 そこまで信頼されているのかと思うと一層身が引き締まる思いがした。大体彼は無駄遣いなどしない性格だ。500ポンドも有れば、イギリスで中流階級の家族が一ヶ月の間余裕を持って生活出来る金額だ。
「締め切りは今夜だ。それまでに俺の客室か、社交場に持参すれば良い」
「分かりました。では、夕食が始まる頃に社交場に持って参ります」
 彼と分かれて、二等に続く通路の鍵を開けて居る時に、つい言って仕舞った。
「そこまでして呉れるのは嬉しいが、俺が負けたらオブライエンの言う事も聞く約束だし、その上、お金の無駄遣いだぞ」
 片桐は真率な眼差しで自分の顔を見詰め、一言だけ呟いた。全ての想いを吐露するかの様に。
「オレは晃彦を信じているから」
 その真剣な表情に自然と背筋が伸びた。
 彼の期待を裏切らない為にも、絶対勝たねばならないと何度目かの決意をした。
 林親子の待っている練習場に行き、指南を受ける。その合間に片桐が姿を消している事に気付いた。
 彼は本当に賭けにも参加する積りだと直感した。
 ウイリアム氏も相変わらず練習を見に来て呉れて居る。
 片桐が彼の顔を知っていると匂わした事が気にかかったが、そんな事に構っている暇は無い。試合の日まで練習有るのみだった。
 少し、休憩していると、ウイリアム氏が近寄って来た。
「試合の場所は決まったのかね」
「はい、特等の運動場です」
「そうか…、その時は君も驚くだろうな…」
 謎めいた言葉に聞き返す暇も無く、美鈴が練習を再開しようとしていた。
 今は練習だけを考えるべきだと思い返して、練習に没頭した。
 何としても勝つために。

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 本編は下記リンクから始まっています。暇で暇で仕方の無い時にでも読んで下されば嬉しいです!!




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「くつろぎの空間」更新して下さいとのご要望が多かったのですが、一応、ココは小説ブログ(のハズ)
「くつろぎの空間」の方が更新は実は楽なのですが、やはり小説を優先させて戴きました。日曜日にでも(倒れていなければ)更新します~!

頭、半分以上寝てます。明日、仕事時間に間に合うのだろうか…(TT)今日は間に合いました~!

頑張りますので、応援して下さった方、有り難うございます。次回はウイリアム氏の意外な正体が分かると思いますので、興味をお持ちの方、明日の更新をお楽しみに!




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こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

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