スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

がんじがらめの愛 続 蜜月編-18

 
 体調を心配して下さって有り難うございます。実は良くも悪くもなっていないという・・・。ただ仕事休めないので、ブログの更新や皆様への訪問は出来る限り、したいと思っておりますが、頻度は減るかもです。本当に申し訳有りません。

 出来れば来て下さった証に、ブログ村の画像クリックで応援お願い致します~!クリック有り難うございました~!

    

 ↓↓↓



「おめでとう」
 言葉は短かったが、心の底から湧き上がる感情に耐えている様な口振りだった。肩に置かれた手が――以前散々体験した様な嫌な震えではなく――少し震えて居る。
 此処に居ると、皆が集まって来そうな雰囲気なので早々に退散する事にした。
 疲労を理由に船室に戻る事を皆に告げる。日本語と英語で。
 肩に置かれた手はそのままにして、廊下を歩いた。これ位は構わないだろう。多分、この試合の顛末は殆どの特等船室客に伝わっているに違い無いのだから。
「片桐の御蔭で勝てた」
「いや、オレは殆ど貢献していない。林親子の特訓の賜物が一番だったと思う」
「練習量で言えばそうだが、練習をずっとお前が見ていてくれたから…ここまで頑張れたと思う」
 素直な心情の吐露に相応しい低い声で告げる。
「…そうか…。それは良かった」 
 そう言って片桐はくすぐったそうに微笑していた。
「いつか、剣道で手合わせをお願いしたいと思っていた」
「オレは数年していないし、今の体力では晃彦に負けると思うが…」
 真剣な眼差しで言った。

 それはどうだろうかと心の中で思う。

「まぁ、フェニシングはどうせ向こうに行ってもする事になるかも知れない。お前も覚えておく方がいいかもな。何なら教えるが」
 片桐は顔を輝かせて言った。
「まぁ、今回は略式だったので、基本からルールまで二人してじっくり林親子に指南願うか」
 しかし、そこまで甘えて良いものだろうか…とも思う。元々は美鈴が迷子になり、それを見つけたのが御礼にと指南を請うたのだから。
「正式に教えて貰うとするとやはりお金が要るな」
「それなら心配ない。実は林親子に御礼をする積りで晃彦に賭けたお金を貰って来たから」
 ――ああ、それで片桐はあんなに早く賭けの主催者の所に行ったのだな――
「で、幾らになった」
 話の流れでそういう話になった。別に金額に興味は無い。元々、片桐が大金を出して入る事は知っていた。自分へ賭けた人間もそう多く無いだろう。日本人は賭けてくれたかも知れないが、如何せんポンドと円ではレートが違う。ポンドを持っている英吉利人が圧倒的に有利だ。
 片桐は少し勝ち誇った顔をした。
「三倍になった」
「そんなに…」
 かなりの大金だ。これなら向こうに行っても、少なくとも片桐は母上から預かった宝石を売らずに済む可能性が格段に高くなる。
「ああ、ウイリアム前侯爵が賭けてくれなかったらもう少し配当が良くなっていたのに・・・と、ポンドを渡して呉れた英吉利人が言っていたが、オレは金額よりも何よりも晃彦が勝ってくれたのが嬉しい」
 片桐はその事を繰り返し言って呉れた。余程嬉しかったのだろう。

 自分達の船室の扉が見える。今日鍵を持っていたのは片桐だった。扉を開けた片桐は、入り、いささか性急にドアに鍵を掛けたその手で首に抱きついて来た。
 いきなりの動作によろめいたが、自分も彼の腰に手を回し、彼の薄紅色の唇に口付けた。
 彼の唇が待ちきれない様に開き、舌で自らの唇をなぞる。その舌を捉え力強く吸い上げた。




____________________
 
 ブログ更新の一番の力…それは、読者様がクリックして下さる「ブログ村」です。
ブログ更新の活力の源を下されば、とっても嬉しいです~!このクリックが「毎日更新頑張ろう!!」と思えます!!楽に流れようとする管理人の尻も叩けるという効果もありますーー!
画像をクリックしてしばらくお待ち下さいませ。画面右横に「インターネット」と表示されるまでお待ち戴ければとてもとても嬉しいです。お手数をお掛けします。
 最近、ポイント下降気味で御座います~!まぁ、元々文才もないので、仕方のないことなのですが…応援お手数でなければ画像応援クリックお願い致します!



↓↓↓



___________________




 本編は下記リンクから始まっています。暇で暇で仕方の無い時にでも読んで下されば嬉しいです!!








___________________


次回作なのですが、「白い巨塔」のように、大学教授と研修医の話にしようかな…っと思っています。

それが、昨日のコメントで「この話も終わりです」と書き込んだところ、倫敦での彼らも見てみたい…とのリクエストが(でもお世辞かも…)数件ありました。
実は資料、ないのですよね~!大正期にイギリスに留学した著名人が居ないので(明治だと漱石が居るので彼の著作から拾って来れらるのですが)永井荷風も明治ですし…。
ちなみに資料が無いため、この話も船の中…という設定だけでして、今どの辺りを航海中なのか私も分かってないという…。

でも、マジで倫敦編読みたい方っていらっしゃるのかなぁと@@:



スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

FC2ブログランキング
ランキングに参加させて戴いております。ご訪問の際ポチっと。とっても喜びます!!

FC2Blog Ranking

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。