スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「がんじがらめの愛」第二章-12

 糊の掛かった白いシィツが敷かれた寝台に上掛け羽毛布団を取り去って、片桐を横たわらせた。唇を貪欲に貪りながら上半身を密着させる。お互いの熱と心音の音を肌で直接感じると堪らなくなった。
――もっと深くまで交わりたい――
 おぼろげながら知識は、有る。しかし、彼の気持ちや負担を考えると無理強いも出来ない。
 耳元に熱い吐息で囁いた。
「お前を、最後まで俺のものにして…いいか」
 一瞬身体を震わせた片桐は、身体を強張らせた。暫くの間、背中を優しく撫でていると、覚悟を秘めた瞳で言った。
「…いい。…だが、その前に、頼みが有る。その扉の向こうが浴室だ。そこにバスタオルが有る筈…それをシィツの上に…敷いてくれないか」
 彼の意図は分かったので、唇を一回強く吸ってから浴室に向かった。言われた物を持って戻って来ると、片桐はふらつきながら寝台を降りた。潤んだ瞳で自分の動作を見詰めている。寝台の下半分にバスタオルを敷いた。その間、片桐は唇に人差し指を当てて見ていた。
「これでいいのか」
 彼の人差し指に、恭しく唇を当てて聞く。
「そう…だ」
 人差し指が唇から離れ、直接唇が重なった。それを切っ掛けに寝台に横たえた。唇を重ねたまま。お互いの胸を重ねていると、肌に直接響く、幾分早い心臓の音が心地よい。もっと感じたくて身体をずらす。
 すると、お互いの胸の尖りが触れ合った。その感触が快感を呼び起こす。片桐も、快感を感じているのだろう。ひくりと身体を揺らした。
 唇を貪りながら、身体を上下させる。それを繰り返していると、桜色の胸の尖りが珊瑚玉のように固くなったのが分かった。
 彼はうっとりと目を閉じている。時折、背中を掴んだ手が強くなる。胸を密着させて前後左右に動かしながら、彼の身体を少しだけ寝台から浮き上がらせ、肩甲骨の辺りに緩く爪を立てた。ビクビクと彼の身体が撓る。
 その全てに劣情が刺激される。下半身の血液が一箇所に集まっているのが分かった。
 彼はズボンを身につけている。それを下着ごと抜き去った。抵抗はない。彼の下半身に手を差し伸べると、半分育った彼自信に触れた。それをゆっくり上下に扱くと大きさを増していく。
 重なった唇が、逃げて行った両の掌で上気した顔を覆う。羞恥心の成せるわざだろう。 そう思って、動かしていた手を二本に増やし包むように愛撫した。先端から水分の粒が零れてくる。触れている箇所が熱さを増している。
 片桐は、右手の中指で自分の口を噛んだ。声を押し殺すためだと分かったので、ゆっくりとその指を取った。噛んでいた部分が紅くなっていた。そこに口付ける。
「う…っ…、あ…あっ」
 唇から熱い吐息と共に音が洩れる。その声はかつて聞いたことのない艶を含んでいた。
 頭の中の熱も一層煽られた。彼自身を包んだ手をより強く扱く。彼から分泌された液体のせいで手が滑らかに動いている。自分自身の劣情を吐露するよりも、あの声を聞いていたくて、一心に扱く。
「あ…も…う…っ、だ…っ」
 眉間に皺を寄せ苦しげに喘ぐ。唇を重ねて声を奪うよりも、その時の…彼の声を聞いてみたかった。所在無い唇で彼の珊瑚色の尖りを舐めた。吸うと硬度が高くなった、色も濃さを増している。自分よりも少し細い身体の震えがひどくなった。
「か…加藤…もっ、だめ」
 その切羽詰った声に、自分自身も昂ぶっていく。
「逝くと、いい」
「あ…っ…っ」
 そう言った瞬間、身体が痙攣し、彼の白い欲望が弾けた。掌に滴っている白い液体も彼のものであるというだけで、愛しく感じた。
 彼の肢体を見詰めた。情愛を込めて。
 シィツの白さに負けない、滑らかで白い肌や、胸の紅色が艶かしい。そして、熱い吐息を漏らす桜色の唇の濡れた感触も。全てが自分を魅了する。血液が沸騰するのではないかと思った。
 その姿に、劣情の証が大きくなるのを感じた。

ブログランキングに参加させて戴いています。宜しければクリックお待ちしております~!


FC2ブログにこっそりと過去小説をアップしていますが(ところどころ、悲惨な表現変えています。本家のヤフーブログではお返事コメが書けないのですが、こちらではそんなにコメも戴けないので返信コメントも充分可能です。コメントも大歓迎です~!
スポンサーサイト

テーマ : 自作BL連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメント

非公開コメント

プロフィール

こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

FC2ブログランキング
ランキングに参加させて戴いております。ご訪問の際ポチっと。とっても喜びます!!

FC2Blog Ranking

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。