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「気分は、下克上。」医師編-5(18禁)

「ただ、口を大きく開けるのも疲れるでしょう?一回抜いた方がいい?」
 彼の怜悧な唇の祐樹自身のモノが出たり入ったりする光景に息を乱しながら聞いた。祐樹自身の先走りの液と彼の口の中が立てる濡れた水音がキッパリとしたホテルの部屋の雰囲気を淫らなものに変えていく。完璧に制御された空気が淫らな湿度をはらんでいる。
 彼は僅かに眉を顰めた表情で紅く濡れた唇を顔ごと前後に動かしていた。動きに従って水音が部屋に響く。瞳は祐樹の表情を確かめるために祐樹の顔に固定されている。真率さと欲情が交じり合った彼特有の艶やかな眼差しからも目が放せない。
 いつまでも、彼の少し薄い唇に祐樹自身のモノを挿れておきたかったが、口を大きく開けるこの行為は疲労度も高い。彼を慮ってそう言ってみたのだが。
 彼の顔が拒否の印か横に振られる。当然当たる部位も違ってくるわけで。
「ちょ…ソコもとてもイイ。分かったから続けて…。聡が疲れたら…遠慮ナシに止めてくださいね。髪の毛を触れなくてすみません」
 彼の眼差しに安堵の色が浮かぶ。祐樹の顔が悦楽に歪んだからだろうか?もしそうならばとても嬉しいことだが。
 祐樹の両手は乳液と彼の放ったモノで濡れそぼっている。彼の艶めく肌を触る分には後ほどボディソープで洗い流せば済むことだが、髪の毛ともなると厄介だ。シャンプーをしてもなかなか取れないことは経験上よく知っている。彼と二人だけの秘め事の経験だが。
 彼の顔が左右に振られる。瞳は青い情欲の炎を宿している。緋桜色に上気した頬が祐樹のモノを食んでいるので頬の肉が不自然に盛り上がっていた。それでも、彼の纏っている雰囲気は健気という表現が相応しい。
 彼はこの豪華な部屋には不似合いな全裸、しかも床に跪いて肝心な場所しか出していないスーツを着た祐樹のモノを熱心に口で愛撫している。彼の髪も仕事帰りのままのオールバックだ。禁忌を犯している不思議な倒錯感が祐樹を限界まで追い詰める。
 海綿体に大量の血液が流れ込む。彼も口腔内の神経でそれは分かったに違いない。上目遣いに祐樹を見る眼差しが逐情を誘う妖艶な緋桜色で匂いやかだ。彼の白皙の顔も桜色に上気して額には汗の粒が光っている。ホテルの照明の色が汗の粒を黄色や薄い白色の灯りをまとっている。
「ああ…聡の口の中は天国だ…もう達してしまいそうで…心の準備はいい?」
 彼のルビー色をした尖りを両手でこりこりと挟み込んだり、円形を描く愛撫をしたりしながら聞いた。祐樹の身体も欲情で震えている。咽喉の渇きをしきりに覚えた。
 彼の咽喉奥が祐樹のモノを心地よく締め上げる。彼の下の口とは違い少し硬い感触も快楽の導火線だ。
――いい――と彼の濡れた雄弁な眼差しが告げる。
 祐樹はとても真似は出来ないが彼の魔法の咽喉奥は食道と気管を意識的に開けたり閉めたり出来る。そうでなければ、口での逐情など出来るわけはない。気管に入ってしまって咳き込むならまだしも、大量の祐樹の白濁が全部気管に注ぎ込まれれば病院でないと処置は出来ない。祐樹達の情事の場所であるこのホテルの近くの病院に行ったとしても保険証から勤務先や職業がバレる。そうなれば狭いこの世界だ。噂は一瞬にして府境いを越えるだろう。それでなくても彼はこの世界では尊敬と憧憬の眼差しで見られている。時には嫉妬も混じるが。そんな彼がよりにもよって同性との情事だとありありと分かる容態で病院に行くことは不可能なのだから。
 髪を優しく梳くことは出来ない――この行為に際して最上級のマナーだ――が、彼のルビーの尖りを育て上げることに熱中した。紅い尖りは更に紅く輝いている。祐樹の手に載った白い乳液の油分のせいだろう。彼も胸を触られるたびに紅色に色づいた一糸纏わぬ細い肢体を切なげに揺らめかせる。
「達します…よ」
 彼に心と身体の準備をして貰おうと掠れた声で告げた。彼は雨に濡れそぼった緋桜色の唇を大きく開けてもっと中に祐樹のモノを誘い込もうとする。先ほどからの口淫でかなり顎が疲れているだろうにも関わらず。瞳も桜の色香を宿している。
 低い声を立てて祐樹が絶頂を迎えた。彼の舌技は極上だったが、無意識に腰を彼の意思とは別の方に突き上げていたらしい。祐樹の白濁を全て飲み干そうとした彼だったが、そのせいで彼の薄い桜色の濡れた唇の口角から一筋、祐樹の白濁が滴っている。
 荒い息を吐きながらその彼の顔に見惚れた。
 彼は脱力して座り込んだ祐樹の顔を注意深げに見ている。唇から滴っている液体は気にしていない。ゴクリと咽喉が動く。祐樹のモノを全て飲み干す音だ。その桜色に染まった咽喉の動きに祐樹の身体も欲望の震えが走る。
「咽喉、あんなに長い時間開いていて…疲れていない?」
 彼の薄い肩や鎖骨の情痕に指で愛撫しながら聞いた。
「ああ、全く疲れていない。出来るなら一晩中でも口で祐樹を愛したいくらいだから」
 そんな健気な言葉を吐く彼の唇の端を舌で舐め取った。自分のモノだが、彼の唾液も混じっていて不快ではなかった。
 唇をしっかりと重ね合わせる。その後、僅かに唇を離して囁く。
「今度は聡の下の口を感じたい」
 彼の色香だけを纏った細い肢体が期待に満ちて震えた。
「ああ、今日は祐樹の言うことは何でも聞く約束だから。ただ、先程の行為は満足してくれたか?」
 濡れた瞳に僅かな懸念を浮かべて真剣な口調で質問してきた。
「当たり前です。あんな上手な舌の使い方をする人を知りませんし、それに、満足しないと吐精出来ない体の仕組みは聡も良く知っているでしょう?」
 彼の表情が極上の艶やかな色香を漂わせる。
「そうか…それならいい。祐樹はこの部屋でしたいのだろう?」
「ええ、出来れば。ただ、先ほどの行為があまりにも良すぎたので、ご褒美の変わりに聡の希望も聞きますよ?」
「そんなに良かった…のか?」
「ええ、特に目を見ながらの行為はとても新鮮でした。聡の無垢でありながら扇情的な眼差しも大好きです。それに、貴方の咽喉の動きは回を重ねるごとに上手になっていきますね」
 彼はとても嬉しそうに微笑んだ。満開の桜を思わせる笑顔に祐樹の唇も弛む。
「この部屋で私の中を…奥まで祐樹のモノを埋めて一杯にしてくれ。
 私は、その瞬間が一番好きだ。何だか祐樹のモノを私の直腸で感じている時が私の一番の幸せなのだから」
 真剣な口調と紅く染まってはいるが真率な顔で心情を吐露する彼をひたすら愛しいと思う。
「では、お望みのままに。服は脱いだ方が良いですか?」
「いや、祐樹が好きなように。私はどんな行為でも祐樹がしてくれるのなら悦びなのだから」
 油分と粘液にまみれた手は自覚していたが、その言葉がとても嬉しくて首筋を優しく掴み唇を重ねた。


この話はヤフーブログで終了した「気分は、下克上。」の続きです。
29歳にしてアメリカで天才心臓外科医として世界的名声を欲しいままにした香川聡が、母校であるK大学病院に教授として招聘されることになったことに反発を持った研修医田中祐樹(27歳)が色々あった上に恋人同士になったその後の話しです。
すっかりラブラブになった祐樹と香川聡の二人を楽しんで戴ければ幸いです~!



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テーマ : 自作BL連載小説
ジャンル : 小説・文学

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こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

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