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「気分は、下克上。」医師編-4(18禁)

 先程の彼の艶姿が脳裏に蘇る。彼は羞恥と欲情に潤んだ眼差しをしながら服を脱いでいっただけなのだが。洋画で観た覚えのある有名な美人女優のストリップシーンのように見るものを虜にさせることを目標にした扇情的で色っぽい流し目などはしていない。
 それでも、いやそういう余計な演出がなかったからなのかもしれないが。祐樹にとっては彼の動きや視線や肢体に欲望の炎が油紙に火を点けたように燃え上がっている。心も身体も、そして魂が本当にあるのだとすれば魂も。
 茶色の重厚なデスクで身体を固定している彼の白い背中を背骨のラインに沿って唇を這わせた。彼の少し細身の身体が唇を強請る動きでしなやかに反る。
 ホテルの明かりは、いつもの客室とは少し違い煌煌と室内を照らしている。やはりこの部屋で会議や歓談などが行われるのだろう。
 白い背中が桜色に上気している。肩甲骨を強めに噛む。
「そこも…好きっ。だがっ」
 白い肌に色香だけを纏った彼の細い嬌声も桜色を帯びている。強請る声も艶やかさを増している。彼は日常的な場面や人の気配がある場所の方がより一層乱れてくれることは知っていた。
「ええ、聡の大事な部分を今から拝見しますよ。もう乳液も温まった」
 背骨や肩甲骨に唇を押し付けている間に、両手で抜かりなく白色の乳液を温めていた。 彼が冷たい思いをすることがないようにと。
 祐樹だけが許されている部分は当然ながら筋肉で出来ている。女性のものとは異なり柔軟性はあまりない。だから少しご無沙汰をすれば無理なことは出来ない。といっても、彼は多分何万人のうちの一人位が持っている極上の内壁の持ち主だ。彼がこんな性癖を持っていなければ生涯知らずに済んだ名器の持ち主。天は二物も三物も四物も与えるのだなと思う。それも最後のモノは祐樹が生涯独占したいと熱望しているものだが。
 天才的な頭脳や職業的な才能については祐樹も無条件に尊敬もしているし、惜しみなく患者さんのために提供して欲しい。が、彼の容姿はとても微妙な問題をはらんでいる。
 彼が心臓外科の専門医なので患者さんも高齢者が圧倒的だ。しかも彼の心臓バイバス術を受けるか、内科的な治療を受けるかを執刀医になる彼や心臓外科にイレギュラーに在籍している内科医の長岡と相談の上で決定している。手術を決めた患者さんは真実「リスクの高い手術を成功させてくれるように」と神様に祈るのと同じ勢いで彼を信仰している。 病状説明(ムンテラ)の一環で手術内容をご家族に説明する時も彼は誠実かつ真摯に病状説明をしていたが妙齢の女性――患者さんのお嬢さんが多い――は、彼の容姿よりも肉親の手術を成功させてくれるかどうかが関心の中心なので祐樹の知る限りでは熱っぽい目で見られたことはない。
 問題は女医やナースなどの医療従事者だ。ただ、フライングした産婦人科の准教授の例は別で最近は皆が牽制し合っているフシがある。
 世の中の男性がソワソワするバレンタインの日は別だったが。祐樹も紙袋2個分のチョコレートを貰ったが――薄給の身でホワイトデーは辛かった――彼はその倍以上のチョコレートを貰っていた。教授室に積み上げられた高価な本命チョコレートを見るたびに蹴り倒したくなったものだった。
 何事も律儀な彼はチョコレートの送り手を彼自身でリストアップしようとしていたが、有能な彼の秘書が苦笑しながらその役を買って出てくれた。価格表付きのエクセル書類が出来上がっていた。ちなみに祐樹はそのリストをこっそりと一部コピーし全員の名前と所属先を暗記している。今後彼女達の誰かがアクションを起こしたらこっそりとその野望を潰す積もりだ。
 祐樹が本当に蹴りを入れたそうな目で見ていたのを目撃した彼は、ホワイトデーのお返しは家政婦さんに頼んで買って来て貰って、直接ではなく秘書を通じて渡したという後日談付きの話まで有る。
 彼は「全部義理チョコだろう」と暢気な感想を漏らしていた。バブル時代でもあるまいしどこの世界に5000円もする義理チョコを上げる女性がいるのかが祐樹の想像を絶するが。ただ、彼も物の値段については長岡先生に似た点があるのは事実だ。
 一緒に住んではいるし、お互いの予定も報告し合うという習慣も定着しているので大丈夫だとは思うが、油断は出来ない。
 忌まわしい過去を頭から一時的に消去して彼の薄桜色に染まった双丘を広げる。彼の吐息が匂いやかに部屋に響いている。
「指を挿れてもいい?」
「いいっ」
 彼の秘められた場所は緋桜色に染まっている。その中に白い乳液を絡ませた指を挿れる。指がヒタリと肉厚の濡れたシルクに似た内壁に包まれる。その触感だけでもとても感じる上に、濃い桜色の動く内壁の中に白い乳液を塗りこんでいくのはとても官能的な眺めだった。祐樹の着衣の中で祐樹自身が反り返る。ちなみに祐樹は着衣を一切乱してはいない。先ほど豪華なディナーを食べた時のままのスーツ姿だった。着衣とほの紅い裸体というアンバランスさも祐樹の劣情を煽る火種だ。
「ここ、感じるでしょう?」
 わざと前立腺の近くだけを二本の指で愛撫する。彼の緋桜色の内壁――その部分は祐樹には見えないが――が焦れた伸縮で指をソコに導こうとする。
「そこでは…なくて…もう少し奥っ」
「ではお望み通りに……ただ、このままだと聡の白いモノがデスクに飛び散る。それでもいい?」
 その場面を想像したのか、彼の身体が風を受けた若木にも似た揺らぎを見せる。
「祐樹が…受け止めてくれればっ…いいっ」
 彼の細やかな嬌声も緋桜色の艶やかさと淫蕩さだ。
「受け止めて上げる」
 彼の濡れたシルクの収縮よりも強い力で一点を突いた。
「早く…手を…添えて欲しいっ」
 左手を彼自身に添えるまで我慢しているのだろう。背中の情痕に汗の雫が浮かび、肩で息をしている彼の姿は重厚な部屋の雰囲気よりももっと魅力的だった。
 絶え間なく零す彼の吐息も散る間際の桜を思わせる。左手を添えてから二本の指で思いっきり弱点を突いた。
「あっ…」
 あえやかな嬌声と共に祐樹の左手に白い液体がしぶく。汗で滑ったのか、それとも絶頂の弛緩のせいなのか、彼の桜色に染まった肢体が机からゆっくりと離れようとした。
「絨毯を汚しても?私は構いません。適当に拭けばいいだけだから」
 祐樹よりもそういう点は気にする人だ。手だけでは体重が支えきれないと悟ったのか、うつぶせた上半身をデスクに乗せる。
 絶頂の余韻の荒い呼吸がおさまったのを見極めてから、デスクに頬をついている彼の桜色の唇に唇を重ねた。情動のままに深くなる口付けに二人して酔う。
「お願い、聞いて下さる約束ですよね?この通り私の両手はベタベタです。乳液と聡の白濁で。スラックスを寛げて、下着の中から私のモノを出して下さい」
「出すだけで良いのか?唇でも…祐樹を感じたい」
 逐情の余韻で紅く染まった瞳が不思議と清冽な印象を与える。
「聡…やはり、貴方はとても素敵な人だ」
 彼はゆっくりと身体の向きを変えると、立っている祐樹の前にひざまずく。
 細い指がファスナーにかかる。存在を主張しているモノを挟まないように細心の注意を払ってゆっくりと器用に下ろしていく。下着の中から祐樹自身を取り出すと舌全体を使って先端だけソフトクリームを舐めるのにも似た動きながらも微細な振動を交えて動かす。
 その刺激もさることながら彼は全裸で祐樹はその部分だけを出している上に緋桜色の舌を出した彼の髪は仕事用のオールバックが崩れていない。桜色に染まった肢体は祐樹のモノを咥えるためにペルシャ絨毯の上に膝をついている。その構図の淫靡さに頭が沸騰しそうになった。
 祐樹の反応を確かめる上目遣いの眼差しが青い無垢さと紅い淫靡さを兼ね備えている。
「とても…イイ…。咽喉まで私を迎え入れて…」
 掠れた声で唆す。鎖骨の上の情痕と胸の尖りに白い液をぽたりと垂らした。
 彼の唇が祐樹のモノを食んで行く情景に眩暈がした。胸のルビー色の尖りに彼自身の白濁が真珠の珠のように宿っている。指で摘んで赤と白を混ぜ合わせようと無駄な努力をする。
「聡の上の口も絶品だ。一回達して…いい?」


この話はヤフーブログで終了した「気分は、下克上。」の続きです。
29歳にしてアメリカで天才心臓外科医として世界的名声を欲しいままにした香川聡が、母校であるK大学病院に教授として招聘されることになったことに反発を持った研修医田中祐樹(27歳)が色々あった上に恋人同士になったその後の話しです。
すっかりラブラブになった祐樹と香川聡の二人を楽しんで戴ければ幸いです~!



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こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

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