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「気分は、下克上。」医師編-8

 すっかり沈静化した祐樹自身を彼の内部から名残惜しげに抜き出す。彼の濡れた花弁も未練がましく祐樹を引き止めた。
「とても良かった。貴方の感度がまた一段と上がったようですね。入り口は大丈夫?」
「私もとても驚いた。こんなに感じるようになるなんて…。まだ祐樹が入っているみたいだ…。入り口は…自信はない…な」
 彼は自らの身体の変化に戸惑う表情を浮かべている。仕事場では戸惑う顔など絶対に見せない彼だけに、そのギャップにも見惚れる。
「バスルームまで歩いていけば分かりますよ。しかし、私の経験ではしすぎで入り口が開いたという話は聞いたことがありませんから大丈夫だとは思います。
私の手はベタベタですから、スーツ、脱がせて下さい。一回手を洗ってきてから」
 少し、言葉が変になってしまった。「経験では入り口が開いたままの人間は居ないです」と言いたかったのだが。経験値の開きを気にしている彼に余計なことを言うと気分を害するかもと、伝聞の形を取った。行為の最中に彼が手を握ってきたので彼の手も情事の名残りがある。
 祐樹が立ち上がると、彼も同じ動作をする。が、その動きは情事の艶やかさの残り香がふんだんにたちこめていて壮絶に色っぽい。
 立ち上がると彼は眉を匂いやかに顰める。唇も噛み締めていた。
「ああ、私の聡に上げたモノが零れてきたの?」
「そ…う」
 戦慄く桜色の唇がキスを誘っている。
 唇を合わせて軽くついばむ。そのまま全裸の彼の肢体に手を滑らせて祐樹が先ほどまで占領していた場所へと向かう。さらに敏感になった彼の肢体が軽やかに跳ねた。
「太ももまで滴ってますが、入り口はキチンと閉まってます。ほら」
 柔らかくほぐれたソコを二本の指で開く。
「実況中継は…いいからっ。それに、指を挿れないで…欲しいっ…。またおかしくなりそうだ」
 咲き初めた桜の初々しさと満開の緋桜の妖艶さを絶妙のバランスで混合させた彼の口調にツイ、またその気になってしまいそうな自分を戒めた。
「ええ、でもありのままを申し上げた方がいいかと思いまして。指を抜くと、入り口が吸い付いてくるようにはなりましたね」
 敢えて事務的な口調で言う。咽喉声で言ってしまうと彼の虜になりそうだった。もう一度ここで挑みかねない。それをしてしまったらいくら何でも彼に負担を掛けすぎるだろう。
 彼は桜色の頬をそむけて先ほど敷いていたバスタオルを取り、丁寧に手を拭うと浴室に消えた。
 彼の艶めく背中や太もものラインを鑑賞していたのは言うまでもない。そしてちらりと見えた桜色に染まった太ももの奥から流れ出す祐樹の白濁も。
浴室に湯を張る音が聞こえる。
「このタオルでざっと手を拭いて。そうでないと祐樹のスーツを汚しそうだ」
 開き直ったらしく裸体を隠そうともせずに戻って来た彼に驚いた。羞恥心は強いタイプなのに、今夜の彼はやはり階段を一段、いや1階分かもしれないが上ったらしい。言われた通りに温水に浸したタオルで手を拭う。
「聡の後姿も絶品でした…。一回、私が当直から帰った日にワイシャツとエプロンだけで朝ご飯を作って頂きたいくらいです」
 彼は心底不思議そうな表情をした。前髪が下りているので無垢さが際立つ。
「いつも作っているだろう?それとどこが違う?」
 彼は言うまでもなく同性だが、根本的に無知な部分が存在する、男の性欲について。
「ですから、いつもは室内用のシャツにスラックスですよね?くたくたに疲れて帰る男は『したい』と思うんです、普通。しかも私の仕事――心臓外科の方ではなくて、救急救命室の手伝いの方ですが――では、命を救い終えた充実感も不思議な清清しさもあります。確かに存在するのですが…疲労度も数倍のしかかっているんです。普通のサラリーマンだって通勤途中に『一回したい』とは思いませんが、帰宅途中には思うんものです」
 彼は怪訝な表情ながらも祐樹の言葉に聞き入っている。この人は「疲れ○ラ」の存在を知らないのだろうな…とつくづく思う。
「そんな朝にワイシャツ姿でキッチンに立つ貴方のすんなりと伸びた綺麗な脚とか、料理の動きにつれてチラリと覗く魅惑的な双丘を見ると後ろから押し倒したくなります。スラックスをはいていてもそんな衝動に駆られましたから。
 だから、スラックスや下着を付けていない聡の朝の姿を是非見たいです…ね」
 彼は気を取り直したのか器用に祐樹の着衣を合理的に脱がせ始めた。
「祐樹が救急救命室から帰宅する日は、殆どが日曜日だろう?そんなことぐらいで良ければ何時でもするが?」
 淡々と言う彼に少し拍子抜けがした。日曜日の朝から挑むのはやはりマズいかと自重していた過去の自分が少し気の毒になった。
「本当に?キッチンで押し倒しても構わない?」
「ああ、包丁を持っている時や火を使っている時以外なら別に構わないが…そんなにしたかったのか?」
 不思議そうに、だが少し色付いた顔で微笑む彼の表情にも見惚れた。
「ええ、実はとっても。ただ、貴方が怒るかと思って…」
「そんなことくらいで怒らない。それよりも、求めてくれない方が不安になる」
 思ってもいなかった彼の快諾に現金にも有頂天になる。
 祐樹も彼の手によって一糸纏わぬ姿になっている。几帳面な彼は靴まで脱がせてくれた。
 情事の艶やかさを濃厚に残した全裸の彼に靴を脱がせて貰うのは背徳めいた雰囲気で、祐樹の背筋に電流が走ったが。
 彼の肢体を背骨がきしむ程抱きしめて囁いた。
「バスルームに行きましょう」











この作品はヤフーブログで新規更新しようとすると、無情のエラーが(泣)なので途中で申し訳ないのですが、こちらで更新させて頂きます。

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テーマ : 自作BL連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメント

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(*´Д`)はふぅん(*´Д`)はふぅん

教授、最高ですww
この天然さが堪らないんですよねぇ~。
ユウキの治まらない気持ちが良く分かります( ´艸`)ムププ♪

朝から裸エプロン……下半身のみですか?(オイw
そのSSも是非拝読してみたいです(///∇//)テレテレ☆

Re: (*´Д`)はふぅん(*´Д`)はふぅん

柚子季杏さま

コメント有難うございます!
某ブログではあそこの会社の批判はブログ削除なので、泣きながらこちらに移しました。
今までは問題なく表示されていたのですが「投稿できない文字列が含まれています」とエラー表示><
半分泣きながら色々単語や、表現変えてみたのですが、全部はねられたので、こちらのブログだけをお読みくださっている方には滅茶苦茶支離滅裂な話のアップという。。。それもこちらもバタ付いているときに~(TT)

> この天然さが堪らないんですよねぇ~。
> ユウキの治まらない気持ちが良く分かります( ´艸`)ムププ♪

> 朝から裸エプロン……下半身のみですか?(オイw
> そのSSも是非拝読してみたいです(///∇//)テレテレ☆

ええ、もちろんその話は考えてありますが、いつアップ出来るかわからないのですが…頑張ります~!

コメント有難うございます~♪

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: こんにちは♪

S様

> 聡さんのワイシャツエプロン!!
> 見たい!じゃ無かった、読みたい!ギャップ萌えですね♪

 では、先にワイシャツエプロンを更新します~!何故かこっちの方がリクが多かったので♪

 いやぁ、本家と違ってこちらは別宅(って私が言うと何だか意味深です←
 なんでちんまりと更新していますので、全然大丈夫です~!
 コメント有難うございました!! 

プロフィール

こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

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