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「気分は、下克上。」旅行編-30(15禁)






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 青色にライトアップされた白いマーライオンは湿度が高いこの国ではとても涼しげだ。
 それにこの遊歩道を含め、マーライオン近くには観光客が長く留まるような見所は特にはない。
 日が落ちると、辺りには人影がなくなった。彼の細いウエストを抱いていた手はそのままにして、もう片方の手で彼の顔を優しく愛撫する。彼は顔を触られるのがとても好きなので。目蓋の薄い皮膚を触れるか触れないかというとても幽かな力で触ると彼は蘭の花の吐息を漏らして、祐樹の肩に頭を預ける。コシのある彼の髪が祐樹の頬に触れている。髪の毛の薫りも彼が好んでいるシトラスで、涼しげな雰囲気だ。
 人が居ないといっても公共の場所だ。彼はもっと抗うかと思っていたのだが。抵抗は全くない。彼も人が居ないということと、旅先の解放感でいつもより大胆になっているのかもしれない。そして昼間の情事の余韻も少なからず影響しているのだろう。
 日本海の波の音に比べれば小さいさざ波の音がする。それ以外はとても静かで、彼の零す小さな吐息だけがやけに大きく響く。
「海の匂いは変わらないのだ…な」
 溜め息と共に零れ落ちる彼の声も熱帯の湿度だ。
「そうですね…天橋立から見た海と比べては見劣りしますが」
 その固有名詞を口に出した瞬間、彼は優雅なフォルムを描く首を伸ばして祐樹の唇に自らの唇を重ねた。唇の表面がお互いの呼気で湿ってくると、彼は少し舌を丸めて祐樹の唇の輪郭を舌で愛撫する。濡れて硬いが少しもどかしげな感触が祐樹の体温を上昇させる。負けじと舌を丸めて彼の舌の先っぽを突付くと彼の肢体が妖しく震えた。
「あっっ」
 彼の濡れた声が密やかに零れ落ちる。いつもよりも感に堪えない音色だった。
「聡…もしかして…中から?」
「……そ…う…」
「貴方の慎み深い場所も開いてきているの?」
 薄い青色の明かりでも彼の表情はハッキリと見えて…潤んだ瞳と紅色に上気した頬…そして幽かに顰めた眉間が薫るようだった。言葉の代わりに頷きが返された。祐樹の肩に彼の腕が回された。
「しかし、ここでは流石にマズいですよ…ね。ホテルに戻りましょう」
 彼の顔から手を離して立たせようとした。偶然に彼の胸に手が当たった。そこは薄いシャツしか身につけていないので、彼の変化が分かってしまう。
「貴方の胸の尖り…しっかり自己主張しています…ね。どうして欲しいです…か?ホテルまで我慢しますか?」
 流石に最後までは無理だが、シャツを開いて胸を愛撫するくらいはこの国の猛々しい木立の中に入れば大丈夫だろうと思う。彼自身を愛撫することも。
「我慢…する…っ…あっ」
 シャツの上から両方の先端部分だけ捏ねると彼の頭が祐樹の胸に当る。手のひら全体で強く、弱く円を描くと手の動きとシンクロして彼の頭も祐樹のシャツの胸部に円形の余韻を残す。薄い布地越しに先端部分だけを触っているのに、彼の吐息は蘭の艶やかさを帯びる。
「ここでは何ですから…もう少し我慢して下さい。歩けますか?」
「多分…」
 立ち上がってから彼の手を恭しく取り立ち上がらせる。プラチナの指輪をはめた指に口付けてから舌をソフトクリームの先端部分を舐める要領で動かす。すると彼はまた目を閉じて細い肢体を震わせた。ガクリと膝が落ちる。
 どこからともなく名も知らぬ異国の花の香りが漂っている。きっと彼の秘密の花園も白い蜜を滴らせているに違いない、恐らく薄紅色に上気した太腿の内部も。
 この国の華やかな蘭の花の蜜も彼の内壁の雫と同じく濃厚に違いないと根拠もなく思った。


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綺麗なお花が満開の「ごんべえ」様から画像をお借りしております。
「ごんべえ」様のブログはこちら。綺麗なお花にグルメ記事と素敵なポエムが沢山有りますので~!「ごんべえ」様、いつも有り難うございます~!

 ↓ ↓ ↓
 
 同好の方は思いの丈を語って頂ければ嬉しいです。15禁表示というほどのものではないような気がするので、エッチはしていないし、愛撫もしてないので。でも妖しい雰囲気ですが。



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こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

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