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「気分は、下克上。」初詣編-6(18禁)






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「私も愛している。祐樹よりもずっと。心から」
 頬や眼差しは官能の灯火で照り輝いているというのに、愛の告白をする彼の声は凛とした青色の声が出るところが不思議だ。
「そんなことはありませんよ。私の愛情の方が量・質共に勝っています」
 少しムッとして言い返す。彼は恋愛沙汰には疎い。いや、祐樹を愛してくれているのは重々分かっているのだが――
「いや、絶対私だ。祐樹が居なくなれば生きている意味もなくなる」
 情欲の紅色を宿した瞳が一瞬青く輝いた。
「私もですよ?私も聡が居なくなれば生きている意味はないですね」
 彼の涼しげな蒼い眼光が強い光を増す。
「ほんと…に?」
 彼の左手の薬指に唇を寄せて厳かに告げた。
「ええ、本当です。聡が別れると言い出したら、全力で止めます。それでも翻意して下さらなかったら泣いてお詫びを」
「あっ…指輪の周りを舌でっ…するのっ、止めてっ」
 若木の肢体がしなやかに反る。
「指輪をしているからでしょうか?いつもよりもソコ感じてますよね?指は聡の性感帯ですが…身体が跳ねるほどの反応は初めてです」
 彼に見えるように舌を出して指輪ごとゆっくり舐める。
 彼の薄紅色の咽喉が唾液を飲み干す動きをする。
「そう…みたいだ…。っ…私は祐樹が死んだら、生きてはっ…いけないっからっ」
 息と身体を跳ねさせる彼の身体は湯をまとっているせいだけではない、瑞々しい色香を放っている。
「聡…嬉しいですよ。もし私が死んだら、あの世から迎えに行っていいですか?」
 職業柄仏教の極楽浄土も輪廻転生も信じてはいなかったが――実際有ったとして、祐樹が極楽に行けるかどうかはとても心許無い――そして、彼も現実主義者だ。信じていないだろうし、鼻で笑われるかと思ったが。
「ああ、是非とも迎えに来てくれ」
 真摯な眼差しと怜悧な声は懇願口調だ。大晦日から不吉なことを言ってしまったのかもしれないなと、話の路線を変えることにした。
「そうですね。では7日後にお迎えに参ります」
 指輪の周りに歯を立てて、彼の悩ましい色香を放つ紅色の肢体をひくりと震わせてから言った。
「何故っ7日後…っなのっ…だ?」
「私が死んだら、残念なことにお葬式は母が喪主ですよね。しかし、母は聡と私の関係を知っていますし、絶対お葬式には呼ぶでしょう?大学関係者も多分出席してくれると思います。そこでは、聡は上司として振舞うしかない。内心の空虚さを隠して気丈に振舞う聡を充分拝見してから、お通夜やお葬式で味わえなかった聡の悲嘆はその後じっくりと見せてもらいます。喪服姿の未亡人としての密やかな慟哭とか、空閨を味わって…欲求不満になったのを見計らって迎えに行きますよ。
 ああ、でも貴方の喪服姿はストイックな色香を感じさせて…お葬式では肉体こそは失ってはいるものの魂を頑張って具現化して…喪服姿の聡を抱くのも悪くないですね。それから一緒にあの世に行きましょう。約束ですよ?
 でも良いですね…喪服に身を包んだ未亡人の聡の姿…想像したら見たくなりました」
「本当に迎えに来てくれるなら、魂でも何でもいい。空閨って…7日くらいでは欲求不満にはならないと思う」
 死に直面している職業なのに、いや、だからこそなのか?「死んだら迎えに行く」という発言に嬉しそうに頬を染めている。
 確かに7日では――仕事が忙しいので素肌を触れ合わせる機会が一週間ご無沙汰ということも多い――彼は欲求不満にはならないかもしれないな…と思う。それはそれで悲しいものがあるが。
「随分と聡の身体も慣れて来ましたよね?もっと開発して…7日で欲求不満になる程度になってから死にます」
「祐樹が死ぬのは嫌だが…7日で欲求不満になるほど私の身体を祐樹の色で染めて欲しい…」
 彼が清楚かつ妖艶さを感じさせる口調で言う。こういうセリフも恥ずかしがらずに言えるようになった彼はすっかり大人の色香を感じさせる。そういえば初めて抱いた時――それが彼にとっては二回目の情事とは知らなかったが――は、無理をして慣れているふうを装っていたのが良く分かる。あの時のこの人の身体はまだ青い桃の果実のような初々しさだったのだと。今は旬の白桃の色香が水分となって滴らんばかりだ。
「了解です。お待たせしました。両方ということですが…前は手が良いでですか?それとも口?」
 桃の花色の唇から舌がちらりと出て少し乾いた唇を舐める。その様子もとても淫靡でそそられる。
「口で…その代わり、一度極めたら、お返しに祐樹のも…」
 風に揺れる桃の花の風情で恥ずかしそうに言う口調と、その行為を想像しているのだろう熟した白桃の色と香りをまとう彼の眼差しが印象的だ。それに祐樹最愛の彼は口でするのが大好きになっている。初めて教えた時から上手かったが、最近はダイアモンドの原石が宝石に研磨されたくらいの素晴らしい上達をみせてくれる。
「一晩中でも、祐樹を口で感じたい」
 そう言って懇願されたのはいつだったかと思う。
「では、背中が冷たくないようにその岩に背中を付けて腰を少し上げてから綺麗な脚を開いて。そうすれば指も聡の極上の花園に挿れて動かせるし、口でも聡を愛せますから」
 甘美な媚薬めいた囁きを彼の紅色の耳に流し込む。彼の肢体が散らされるのを待っている満開の桜の木に風を受けたような風情で揺れる。
「ああ」
 快楽のために足元が覚束ないので彼の細いが男らしい曲線を描く腰に手を貸して、本来は露天風呂に飽きた宿泊客が少し休むための岩――お湯に近いので充分暖かい――に横たわらせた。黒い岩に彼の薄紅色の肢体が映えてとても綺麗だ。足首から下は湯に浸かっているのでそんなに寒くはないだろう。それに先ほどから煽り煽られている彼自身のモノも物欲しげに存在を主張している。
 手で彼自身の先っぽを円を描く要領で愛撫してから茎に唇と舌を這わせた。その度ごとに彼の足はお湯に波紋を描き出す。
 彼の顔を見ると紅色の眼差しでじっと祐樹の動きを追っている。視線の絡まりあいが官能のスパークを散らすかと思うほど熱っぽい。
 彼の秘められた場所は湯に浸かったせいか、やすやすと指を迎え入れてくれる。いつもよりも熱く熟れたシルクの内壁が祐樹の指を奥へと誘導する。指の第一関節辺りにある彼の弱点を突くと彼の紅色の肢体がしなやかに仰け反った。だが、濡れた視線はどちらも逸らさない。
「あっ…祐樹っ…私も祐樹のを…口に含みたいっ」
 清らかな桃色の視線と懇願口調に負ける。彼1人を先に天国に連れて行く積りだったが。
「いいですよ。では、お互い口で…」
 欲情の余りに掠れた声でそう告げると彼はとても嬉しそうに桃色の唇を舌で舐めた。祐樹も湯から出て、彼の顔に自分自身を近づける。彼は震える手で祐樹の身体を引き寄せる。
 お互いがお互いを含む格好になる。
 彼の口の中にある天国に、祐樹自身のモノが溺れた。


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綺麗なお花が満開の「ごんべえ」様から画像をお借りしております。
「ごんべえ」様のブログはこちら。綺麗なお花にグルメ記事と素敵なポエムが沢山有りますので~!「ごんべえ」様、いつも有り難うございます~!


 何も伏線も何もなく、しかもキャラが自分の中でしっかり立っている前作の「その後」で誤魔化してしまいました。
 もう少しすればきっと元気になると思いますが、今はもうホントに辛いので、こちらの更新で精一杯です(泣)
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こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

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