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「気分は、下克上。」医師編 春-32(15禁)

「やっと余韻は抜けたようだ」
 暗闇で指や素肌を触れ合わせてかなりの時間が過ぎ去っていた。暗闇に散る桜吹雪のはかなさで彼が少し残念そうな声で告げる。
「では、バスルームに行きましょうか?灯りを点けても構わない?」
「………ああ、ただ、かなり酷い顔になっていると思うが…」
 僅かな躊躇の後で散る桜の潔さを感じさせる声が闇の中で秘めやかに響く。あれだけ泣いた後なので、目の周りのことを気にしているのだろう。
 一度抱きしめてから身体を離す。絹の滑らかな肢体は汗が冷えて体温が少し下がっている感じだった。シルクの冷ややかな肌触りの下で情事の余韻の熱がそこはかとなく残っている不思議な感触の彼の素肌だった。
 照明を点けて絶句する。確かに目の周りは腫れぼったくはなっているが、切れ長の瞳は紅く染まってとても綺麗だった。鎖骨の上の情痕は赤い華を散らせている。ルビー色の両胸の尖りは濡れた光を放っていて、本物のルビーよりも祐樹を魅了する。小さい粒だが血の色よりも紅く淫靡に尖っている。唇を近づけて舐め転がしたいの欲求と戦う。
 薄紅色に色づいた肌のところどころに祐樹が付けた情痕が散っている。
 下半身は彼自身の白い真珠の珠を宿していて、紅色の肌を彩っていた。
「目の周りが気になりますね。アイスパックを一晩当てればかなり緩和しそうですが…」
 祐樹は気にならないが、手術中に患者さんが亡くなったという件は病院中の噂になっているだろう。皆の視線が今まで以上に彼の様子を詮索がましくなるのは必至だ。
「アイスパック…は冷凍庫の中になかったと思う」
 彼の手を取って立たせる。立つ時の彼は祐樹の大量の白い情欲の証が体内から滴り落ちているのを感じたのだろう。紅く腫れた目を閉じて満足そうで切なげな吐息を零す。眉の辺りが色香を放っている。傍に置いてあるテッシュペーパーで彼の下半身を拭う。拭う時は事務的に扱うフリをして、実はじっくりと観察していたが。とても魅惑的な眺めだった。
 明日の昼も家政婦さんが掃除に来るハズだ。白濁を零しながらバスルームまで行くわけには行かないので彼の秘密の入り口を念入りに拭く。彼の薄紅色の双丘は彼の手の痕が紅く鬱血している。彼がどれだけ祐樹自身を強く求めてくれたのかが歴然と分かる細い指の痕は、キスマークよりも有る意味嬉しい。彼の双丘の間からも祐樹自身が滾った愛情を注ぎ込んだ真珠色の粘液が真珠の涙の趣きで零れている。今まで以上に紅く咲き誇っている彼の入り口は真珠を宿した真紅の薔薇の花弁だった。
「余韻は抜けた」と彼は言ったが、まだソコは風を受けた薔薇の花の震えを残していて。薔薇の溜息と共に真珠の珠が滴り落ちていく有様は絶品だった。拭うのがとても惜しいが、そんなことも言ってはいられない。
 彼の下半身を包んでバスルームに行く。
「壁に凭れかかって、双丘を開いて下さい。両脚は肩幅まで開いて」
 努めて無機的な声で言ったつもりだが、彼の肩は情事の際の震えを見せる。多分祐樹の声に情欲を感じたのだろう。隠し切れないほど彼の肢体が艶めいていたので。
 それでも祐樹の指示通りの姿になった彼のしなやかな背中のラインをちらりと目で楽しむ。
極上の紅いベルベットの内壁は祐樹の想像を絶する妖艶さと清楚さで目が離せない。
激しかった行為の余韻が血の色よりも紅く染まった内壁の腫れた感じと呼吸をする動きで未だ動いている白い真珠で濡れた花弁から感じられる。
シャワーの水流を当てると、入り口が惜しむように閉じられるのも魅惑的だ。真紅の薔薇から真珠を取り去るのはとても残念だが仕方がない。
祐樹の指を心地よく締め付ける彼の極上の紅い内壁と浴室に響く彼の吐息が絶妙のハーモニーを奏でる。
出来るだけ無機的に指を動かして、祐樹の放った白濁を取り去ろうと努めた。努力して頭の中の邪まな想念を追い出す。そうでもしないともう一度彼の中に挿りたくなるので。
「出来ました。もう大丈夫かと」
 彼の肢体にざっとシャワーをかけた。その言葉を聞いた彼は浴室の床に座り込もうとする。
「バスタブで暖まってください。そのままだと風邪を引いてしまう。花冷えの季節ですから」
 湯を張ったバスタブに彼を運んだ。祐樹はざっとシャワーを浴びてから彼に言った。
「コンビニに行ってアイスパックを買って来ます。ゆっくり暖まってください。今日は狭いですが、私のベッドで寝ましょう」
 彼が頷くのを確かめてから浴室を出ようとする。
「あ、明日は斎藤医学部長主催の新人医師の激励会だった…な。今居教授も帰国なさっているだろう」
 あ、そうだった…と思う。病院では正式に許可されていない死亡時画像診断をしてしまったことがバレなければいいなと強く願った。





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テーマ : 自作BL連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメント

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No title

教授、こんなに泣いたのは初めてだったんですね。
普段自制心が強い人ほど、気持ちをさらけ出すのは難しいもの。
涙と愛の行為が心の緊張をすっかり解放してくれたのではないかと思います。
こんな時、教授を慰めて楽にしてあげられるのはやっぱり祐樹くんだけですね。
教授のしどけなくも美しい姿堪能させていただきました(///∇///)

Re: No title

りり様

> 教授、こんなに泣いたのは初めてだったんですね。
> 普段自制心が強い人ほど、気持ちをさらけ出すのは難しいもの。

 香川教授は喜怒哀楽が多分、祐樹以外には動かないのではないかと…

> 教授のしどけなくも美しい姿堪能させていただきました(///∇///)

 りりさんにそう言っていただけるととっても嬉しいです~☆
プロフィール

こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
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