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「気分は、下克上。」医師編 春-10(厳18禁)

「そんなに求めてくれて…とても嬉しい。バレンタインデーのチョコなんかとは比べ物にならない…そんな聡が好きな香りをあげる」
 ベッドサイドの引き出しからRホテルの乳液を取り出した。同じ性癖を持つ人間向けの潤滑剤――若気の至りで何回もお世話になったことがある――や、市販されているハンドクリームなどでも用は足りるが。
 だが、それは最初の逢瀬に使ったホテルの備品だ。そして当時の祐樹は知らなかったが彼が肌を重ねたいとずっと想ってくれていた相手は生涯で祐樹一人だったという。
 初体験の相手はアメリカに渡った時、祐樹をふっ切ろうと衝動的に肌を許したらしい。 祐樹としては彼の過去に嫉妬しないと言えば嘘になるが、そういう事情なら却って罪悪感に捕らわれた。
 生涯アメリカから戻らないつもりで。それが一連の医療改革のせいで――現場では「改悪」だと認識されているが――まさかの凱旋帰国を果たした彼と初めてそういう関係になった時に使ったものだ。
 独特の香りがするその乳液はもちろん潤滑油の役目も果たすが、彼の稀有な肉体は優秀な頭脳や機械のような手技だけではなく、祐樹一人のためにしか開かれない場所にも及んでいて、祐樹が丹精を込めて愛した肢体は、著しい開花を遂げた。今では潤滑油なしでも秘密の蕾は祐樹のために綻んでくれる。
 が、やはり彼の頭細胞はこの香りを媚薬めいたものとして捉えているらしい。
 今朝は一回肌を重ねたのでそういう意味では必要はないかもしれないが、彼はまた一段悦楽への階段を上ったらしい。祐樹も彼の要望には応えたいので、潤滑油としても使用したかった。それに、彼は心にもないことを言えるような性格ではない。彼の言葉は、彼が感じて、その感想を心に浮かんだまま言ってくれているのが分かる。そんな彼をもっと悦ばせたかった。
 ボトルの蓋を歯で開けて、中身を掌にたっぷりと載せた。
「腰を高く上げて…そして聡の中の天国を開いて見せて」
 彼は左肩を枕で固定して、濡れて薄紅色の絹の肌が透けるワイシャツを桜色に染まった手でウエストラインまで上げる。
「よく出来ました。聡がもっと乱れてくれうように…」
 掌を彼の顔に近づけた。表情は祐樹からは見えないが。ただ、肌を隠す用をなさなくなった、濡れたワイシャツに包まれたしなやかなラインを描く紅色の絹の肌が一段と色を濃く染まった。背中のラインも優雅な波を描く。
 熱く湿った咽喉声を洩らす。
「聡のルビー色に染まった胸の尖りにも私の真珠ではなくて、いい香りのするこちらを散らせたい…ダメですか?」
「ああ、塗ってくれっ…香りもだが…強く弾いて、噛むのと同じ強さで思いっきり摘まんで捻ってくれ。両方とも同時がいいっ」
 か細い小さな声で劣情を煽る言葉を口にする彼だが――祐樹の過去の男女問わずのそういう遍歴で巡り合った人間は、大きな悲鳴じみた声で自分のして欲しいことを祐樹に訴えてきて、それはそれで悪くはなかったが――彼の口調は梅雨の雨に打たれる桃色の紫陽花の風情だった。口調も雰囲気も、そしてまとう空気も。梅雨の湿度が部屋を満たす錯覚を覚える。
「では、リクエスト通りに」
 両胸の尖りに乳液を滴らせて、強い力で弾いたり転がしたりを繰り返す。
「あっ…いいっ」
 濡れた吐息と嬌声が4月の朝の麗らかな光の中に降り積もっていく。
 先ほどのワインよりも油分が含まれている分だけ祐樹も手を動かしやすい。弾くと、彼の背中がしんなりと反り返る。強く摘まんで指先で両の突起を同じ強さで潰す勢いで力を込めた。彼の小さなルビー色の粒は油分のために掴み辛かったが…彼には到底及ばないとしても祐樹とて手先の器用さには自信がある。
 彼の背中が限界まで反り返る。
「とても…いいっ…もう一度…されたら、逝ってしまいそうっ…だ」
「いいですよ…極めても。胸の感度も…とても上がりました…ね」
 言いながら掌全体で胸の尖りの凝り具合を楽しむ。尖った部分は熱を帯びていて、Rホテルの乳液独特の香りが熱のせいでより濃厚に薫る。
 乳液で滑るルビー色を見てみたかったが…後ろからの姿勢では無理だ。
「駄目…祐樹と一緒に…。祐樹のモノを私の中で感じてっ…達したいっ」
 絶頂を堪えているのだろう。幾分力の入った彼のしなやかな背中と緋桜色の小さな声がよりいっそう艶やかさを増している。
「嬉しい…そんな健気なことを言われると文字通り聡を食べたくなる。肉体も魂も全て私の胃に収めたくなる」
「私だってっ…祐樹の脳の中にも入りたっ…い。一心同体にっ…なりたっい…」
 ルビーを弾きながらの睦言に彼の緋桜色の嬌声は愛撫と同調してより小さくなったり、少し大きくなったりしている。
 彼の桜色に染まった首筋に汗の小さな雫が赤い萩の花に宿る白露のようで、とても綺麗だった。祐樹が指を動かすごとに首筋も揺れ色っぽい白露は嵐に遭って飛び散る水晶の艶めかしさだ。
「早く…祐樹がっ…欲しいっ」
 彼の両指が桜色をした絹の光沢を放つ双丘をもどかしげにさらに開く。
 すっかりと綻んだソコは先ほどよりも中に放った祐樹の真珠を外に零している。祐樹の唾液も紅く染まった肌に宿っていて、真珠と水晶の雫が桜色の動く絹に宿っているかのようだった。



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テーマ : 自作BL連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメント

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No title

もう、聡さんてば。胸の尖がりが祐樹によって育てられてしまってます。
Rホテルの乳液の香りは二人のサインでしたもんね。
今では一緒に住んでいるから必要ないサインでも、あの当時は胸躍らせる一瞬でしたよね・・・懐かしいな~

実夏さん気管支炎はっとくに治りましたか?
いまはご家族の方ばかりでご自分はどうされてるのかな?と

私は喉が腫れてまして鼻も耳もなんか腫れてる感じで・・・花粉症?
よくわからないんですけどね、昨日は酷くてさすがにブログどころじゃなく寝たら、今は少し緩和しました、寝ないと免疫力がなくなってダメですね・・・
6時間寝たらちょっといい感じ!!!ようやく記事もあげてきましたよ・・・

(///∇//)いやぁん☆

教授の乱れっぷりがもう~~(///∇//)テレテレ☆
ユウキがここまで開発したのかと思うと感慨深いものが(えw
色っぽいんだろうなぁ~~もうもうもうーーー!!
ユウキも堪りませんよね、こんな痴態をみせられちゃったら!

Re: No title

リンクさま

> もう、聡さんてば。胸の尖がりが祐樹によって育てられてしまってます。
 えへ(笑′∀`q)゙そうなんです~♪♪
 というか、祐樹を信頼している今、もっと他の場所も徐々に感度が上がっている模様です
 どこにしようかと考えている最中ですヽ*′∀`)*′∀`)ノ
 どこがオススメでしょうΨ(`∀´)Ψ

> Rホテルの乳液の香りは二人のサインでしたもんね。
> 今では一緒に住んでいるから必要ないサインでも、あの当時は胸躍らせる一瞬でしたよね・・・懐かしいな~

 今となってはホテルだけの逢瀬じゃなくなっていますからね~!あの当時は多分祐樹の香りを必死になって感じ取ろうとしてたんじゃないかと思いますヨ

> 実夏さん気管支炎はっとくに治りましたか?

 有難うございます!(´▽`)治りました~!
>
> 私は喉が腫れてまして鼻も耳もなんか腫れてる感じで・・・花粉症?
> 6時間寝たらちょっといい感じ!!!ようやく記事もあげてきましたよ・・・

 ブログやっていると、特に寝不足にもなり易いのでどうかお大事になさって下さい。・゚(p′∧`q)゚・。


 コメントありがとうございます*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゚゚・

 

Re: (///∇//)いやぁん☆

柚子季杏さま

こんばんは~!

> 教授の乱れっぷりがもう~~(///∇//)テレテレ☆

 初エッチから一年ですからね~v(・_・)ヾ('-'*)
やはり祐樹が丹精込めて手取り足取りでΣ(・ω・ノ)ノ
> ユウキがここまで開発したのかと思うと感慨深いものが(えw

> ユウキも堪りませんよね、こんな痴態をみせられちゃったら!

 ええ、多分疲れマラには刺激が強すぎると思います( ̄□ ̄;)!!
 あと一回で、エチシーンが終わるかどうかとっても微妙です( ;´Д`)
 
コメントありがとうございます*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*!!!!!
こういう会話がしたかったのでとっても嬉しいです━━ヾ(゜∀゜)ノ━━!!

 
プロフィール

こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

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