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「気分は、下克上。」医師編 春-5(18禁)

 答えは分かっていたが、彼の口から聞きたかった。彼のソノ時の声は小さいが、そのか細さゆえに繊細な濡れた萩の花を思い起こさせる。
「前立腺を…っ」
 八重桜の濃艶さと咲き初めた寒桜の純情さを思わせる吐息混じりの彼の声に祐樹も背筋に電流が流れた。魂がもし有るなら、魂ごと彼に挿りたいと切実に思う。

――前立腺――自分達の職業では何の感慨もなく発せられる言葉だ。心臓や肝臓などと同じく。大学の講義でも一回生だったかの時に「歩くオヤジギャグ」とイマドキの学生だったらあだ名を付けそうな(ウチの大学だけなのか、他の大学もそうなのかは知らないが教授にあだ名を付けるが一種の慣例のようだったので)教授の講義で黒板にその字を大きく書いて「これは『ぜんりつせん』と読む。『まえだてせん』とは読まないから気を付けて」と教室中がシラケたことも有る。
 だが、自分達の世界では性感帯の一つで、口に出すのも恥ずかしいと考える人もいる。彼もその一人で今までその単語が彼の口から出た記憶はなかった。それだけに恥ずかしいのだろう。しっとりと汗に濡れて肌に張り付く白く薄いワイシャツは彼の艶めく素肌を隠すには不十分だ。ワイシャツ越しにも彼の素肌が紅梅色に染まっているのが分かる。
 ツンと布地を押し上げた胸の小粒の尖りは祐樹が噛んだ片方は紅く充血している。手で愛撫をした方はそれほどでもなかったがやはり桜色の小粒の宝石だ。
「素直な聡にご褒美を上げる。きっと気に入りますよ」
 彼は長いまつ毛に悦楽の涙の雫を宿している。それも大粒の雫で今にも流れそうな感じだ。これだけの行為で彼がこうなったのも初めてではないかと。
 汗で湿ったワイシャツは彼の肌の色だけではなく身体のラインも露わにしている。鎖骨上には情痕の紅い花が複数散っていて、胸の尖りは赤系の宝石でボディピアスを付けたかのよう、筋肉は付いているものの少し細い滑らかでなだらかな腹部から男らしい形はしているが骨が細いウエストライン、そして恥ずかしげに存在を主張している彼のモノは頂上に大粒の水晶の液体を宿らせていて、時折震えるのが悩ましい。
 すんなりと伸びた足も、ワイシャツから覗く上半身の肌の色と同じく紅色をしている。こちらも感じきったせいか、ガクガク震えている。その姿を目で観賞していた。薫る肢体に目を離せなくなったので。祐樹自身も早く解放されたいと持ち主に訴えているが。
 長いまつ毛がゆうるりと動いて彼の瞳が祐樹を射た。その瞳は情欲の紅い色をはらんでとても煽情的だった。
「褒美…早く欲しいっ…待っているのに…祐樹は動かないし」
「ああ、聡の姿に見惚れていました。ちょっと待って」
 キッチンの端にワインセラーがある。その中に飲みかけの赤ワインが有った。結構値が張るワインなのでコルクを抜いてラッパ飲みは気が引ける。待っている彼のために食器棚からワイングラスをわざわざ持って来るマネはせずテーブルの上に有った水が入っていたグラスを飲みほしてワインを注ぐ。
 彼は目を見張って祐樹の行動をじっと見ていた。羞恥と好奇心と情欲に揺れる眼差しが匂いやかで艶やかだ。
 ワインを口に含むと祐樹が手で愛撫していた方の胸の尖りに唇を近付け、尖り全体を唇でくるむ。当然ワインと唾液は彼のワイシャツにも染みを作ることになる。舌で突き、転がす。
「あっ…もっと」
 零れる吐息と共に胸が祐樹の唇により近付けられた。
「噛んでも…イイ?」
「いい…ただ…」
 零す溜息もワイン色に染まっている。
「分かってる。初めからキツく噛まないで、でしょ?」
 彼が不思議そうな眼差しで祐樹を見る。どうして分かったのか?という顔が無垢さを際立たせる。いくら行為を重ねて慣れて熟したといっても、時折見せる初々しい顔は変わらない。そういう部分も大変愛しいが。
先ほど口で愛撫した胸の尖りの時も彼の反応を窺って慎重に歯の力をだんだんと強くしていった。同じ手順でするのは祐樹にとっては常識だと思うのだが、彼にはその発想はないらしい。
グラスの中に残っていた赤ワインを指で掬うと、噛んでいた方に塗りつけた。凝った宝石がさらにワインの豊潤な紅に染まる。
歯の強度を高めると、祐樹の頭に回された手が縋る力を増す。
「こっちは…どんな感じ?」
 手でワインを塗ったルビー色の尖りを指で弾く。
「あっ…」
 彼の汗に濡れた肢体が綺麗な角度で反る。
「そっちは、アルコールが蒸発する時に熱を奪う…その感触がたまらなくいいっ」
「そう…そんなに気に入ってくれた?ではこちらにも飲ませてあげる。少し冷たいけど我慢して」
 血の色のワインを掬って彼の内部に侵入した。すっかり柔らかくなったソコは易々と祐樹の指を飲み込む。前立腺を弱い力で撫でていると、彼の柔らかくて濡れたシルクの内壁が物足りなさそうにうねりを高める。
「いつも濡れた絹みたいにぴったりと吸いついてくれる聡のココ、今日はもっと大胆にうねっている」
 唇を胸の尖りから僅かに外して言うと、その息すら感じるのだろう。祐樹の頭髪をかき回す。
「もっとっ…」
「ええ、聡の秘められた場所もそう主張している」
「聡の胸…ほんとに淫らなルビー色に染まっていて、噛むのが楽しいです…よ。ただ、もう限界みたいですから…先端から水晶の大きな粒が滴っている。もう少し強い力で噛んでイイ?」
「いいっ」
 朝のキッチンが夜の淫靡な雰囲気に染まっていく。
 胸の小粒をカリっと噛むのと同時に前立腺を彼の好む力で突き上げた。
「あっ」 
 彼のあえやかな頂点に達する声と共に床に真珠の球が零れ落ちる。
 肢体が弛緩し、彼の足が力を失う。床にくずれ落ちる瞬間を狙って、祐樹の思いの丈を彼の内壁に挿れた。彼の腰をしっかりと掴んでゆっくりと身体を動かす。
 彼の濡れた極上のシルクが祐樹をしんなりと包みこんでくれる。
「ああ、祐樹が…とてもいいっ」
「聡の中は相変わらず天国だ…動いてもイイ?」
「いいっ」
 中途半端に肌を隠すワイシャツは何も纏っていない時よりも煽情的だった。
 彼の腰が祐樹の方に付き出された。その摩擦に祐樹も呻く。



この作品はヤフーブログで更新中に一部作品に「投稿できない文字列が含まれています」との痛恨のエラーが。なので途中で申し訳ないのですが、こちらでも更新させて頂いております。

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テーマ : 自作BL連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメント

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待っているのに…

動かないし…って、聡さんが文句口調でねだるところが可愛くて(*^o^*)
じらしがいのある人です(^w^)

Re: 待っているのに…

りずむさん

こちらへのコメ、ホント嬉しいです~!!

> 動かないし…って、聡さんが文句口調でねだるところが可愛くて(*^o^*)
> じらしがいのある人です(^w^)

 祐樹の愛情をやっと信じて(それは最終回で、ですが)その後の番外編で「自分のありのままの姿をさらしてもいいんだ」と思った模様です☆
 仕事以外は天然な一面が多いキャラなので焦らし甲斐は沢山あると思います~!
 祐樹が基本は「いじめっ子」ですので、これからもどんどん焦らすと思います~☆~

 コメント多謝です☆

No title

みかさんこんにちは

朝のキッチンでの二人の抱擁、堪能してます
ヤフではコメしづらいですが、
聡さんがどんどん蕩けていく姿にメロメロです。
一瞬、あれ高いワイシャツじゃなかったかな?
とか下世話な発想をしてしまいましたが・・・
ワインはアルコールなのでスッとするんですね、きゃーー!!
FCにお引越しもすすんで、自分もやらないとな・・・

管理人のみ閲覧できます

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Re: No title

りんくさん

こんばんは~です!!
こちらにコメ有難うございます~^^


> ヤフではコメしづらいですが、

返信コメントもしていませんからね~!

> 一瞬、あれ高いワイシャツじゃなかったかな?

高いですよ~!エルメスだと思いますから。ただ、あそこのブランドのワイシャツってホントに薄いので(苦笑)タイも絹が上質で流石お高いだけのことはあります~!

> ワインはアルコールなのでスッとするんですね、きゃーー!!
 
いや、私も実体験してないのでホントのトコは分からないですけど…まぁ、実際に肌に落としてスッとしなかったら敏感な肌ということで(苦笑)

> FCにお引越しもすすんで、自分もやらないとな・・・

いえ、村リンク外し(同じ内容のブログだと村登録出来ない)とか目次作りとか、旧作の手直しとか、やることは山ほどあります@@;

コメント、多謝です~!!

Re: No title

うわぁ、こちらまでコメント有難うございます~!

> 風邪をまたまた引いてしまい、

 大丈夫ですか?季節の変わり目ですので、風邪を引く方も多いですよね。どうかお大事になさって下さいませ~!


> 携帯からはわかりませんでしたが、とても綺麗ですね。

 逆に携帯(私のだけだったら良いのですが…)は見辛いという@@;でも、直し方が分からないんです~(TT)

> 次回の更新も楽しみにしております。

 いつもコメント有難うございます~☆またお待ちしています~♪
 こちらへもコメント本当に有難うございます!!!
プロフィール

こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

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