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「気分は、下克上」医師編 春-4(15禁)

 白いワイシャツからすんなりと伸びた首筋が桜色に上気している。ここにも情痕の紅い
花を咲かせたい衝動を危うく堪えた。首筋は、比較的素肌を晒す――お陰で胸元にエアコンの風が入って来て寒いくらいだ。ただ、手術室では精密機械保護のために室温は低めに設定してある。機械一つで祐樹の生涯獲得賃金が吹っ飛ぶ物も存在する――手術着はもとより、スーツを着ていても露出する場所だ。
 そんな箇所にキスマークを付けて仕舞えば病院中の人間が、香川教授の恋人探しに鵜の目鷹の目だろう。そんなリスキーな真似は出来ない。以前のシンガポールのような旅行中ならともかく。
「祐樹…以前、Rホテルで言っていたよな?キスだけで私を天国まで連れて行ってくれると」
 顔を後ろに回した彼が桜色の眼差しを浮かべて、満開の桜が風に揺れるにも似た情欲に震える声で言った。
「ええ、言いました」
 彼は意外と他愛ないスキンシップが好きだ。手を指の付け根まで絡め合ったり、髪の毛を優しく梳いたり、唇やこめかみにキスを落としたりというような行為を殊の外喜んでいる風情なので。もしかしたら、キスだけで絶頂を極めたいと思うのもそう言った延長線上にあるのかと推測されたが。
「近いうちにして上げる。でも、今はダメ。ほら、ココがもうこんなになっているから」
 彼の右手首を掴んで祐樹自身に誘導した。朝から耐えに耐えていた欲望のせいでそこは布地を押し上げていた。
 彼の手が祐樹に触れる。その瞬間、彼の瞳はソコに触れるのが初めてでもあるかのような恥じらいの薄いピンク色の薔薇と、触れるのが嬉しい熟練した淫蕩さの深紅の開ききった薔薇のような眼差しで揺れる。
 彼は祐樹自身を布の上から大切そうに下から上へと愛撫する。さらに重力に反する力が漲ってしまう。
「病院の門を出た時から聡の中で踊りたいと思っていた。今日は早く聡の中に挿れたいから。キスで天国に行くのはまた今度ということで…
聡の双丘も艶やかな絹の肌触りで、とても好きだ…今は何色をしているか見て上げる」
 桜色に匂う呼吸が言葉だけで少し早くなる。頬も先ほどよりももっと綺麗に色づいている。自分の手を待っている呼吸をもっと早くしたい。それにワイシャツをしっとりと濡らす汗ももっとかかせたい。ことさらゆっくりとワイシャツを上へとたくしあげた。
 数センチごとに彼の絹の素肌が露わになる。一気に素肌を晒すよりも刺激的だ。
「ああ、桜色に上気して…絹で出来た桜の花の風情だ。そこらの桜の花よりもずっと色っぽい」
 祐樹の熱のこもった口調に煽られた彼の素肌は紅梅色に変化している。まだワイシャツで彼の秘密の場所は隠されてはいたが。それでも祐樹が手を数センチ上げればソコに辿り着く。触れたら落ちる、熟し切った果実の瑞々しさを持つ彼の場所へと。
 彼の器用でしなやかな指は熱心に祐樹自身に絡みついて奉仕してくれている。茎はもちろんのこと、二つの玉まで丁寧に撫でられると堪らなくなる。ここで暴発するのも何となく沽券に関わるような気がする。彼の手の動きを止めさせるために祐樹は、エプロンの縄の結び目を解いた。彼のワイシャツのボタンを下から外していく。既に彼自身の手で上3つのボタンは外れていたので、直ぐに全部のボタンはボタンとしての役割を放棄することになった。中途半端に肌に纏うエプロンとワイシャツ姿から覗く絹の素肌が目に眩しい。
「聡…胸の尖りは…さっきのまま?」
 エプロンは首から掛かっているだけで、薄い布地のワイシャツも羽織っただけでのしどけない姿が朝日の中に浮かび上がる。
 エプロンの下から手を入れて、ワイシャツ越しに胸の尖り具合を確認した。
 彼の吐息が一段と艶めく。
「食事中もこんなになっていたの?」
 ワイシャツをツンと押し上げている胸の突起を指で優しく弾く。
「祐樹が時々…舐めまわすような目で見るから…鎮まらなかった」
 彼の眼差しにごく微量の怨ずる色が混ざる。艶やかな紅梅色の欲情の色が圧倒的だったが。そんな目をしていたのか自覚はなかったのだが。
「シャツに擦れて少しは感じた?」
「ああ、ジンジンしていた。食事中も落ち着かなかった。胸が気になって…こんなになったのは初めてだ」
 彼の表情は困惑と悦びが混じっている。困惑に目を見開く彼は無垢さが際立った。もしかしてチョコのリストを彼にしては珍しく想起出来なかった要因はそこに有ったのかもしれない。
「そんなに…?では先にこちらから満足させて上げる。その様子では少しキツくしても大丈夫そうだ」
 エプロンを肩から落として彼の肢体を反転させる。身体が動いている間は彼の手も祐樹自身から必然的に離れたが、向き合った姿勢になると律儀に指を這わせてくる。彼らしい反応だった。
 ワイシャツ越しに胸に唇を落とした。もう片方は手のひら全体で細かく振動させる。
 吐息の間隔が狭くなる。もっと色めいた吐息を聞きたくて歯で尖りを優しく噛んだ。
「あっ…」
 桜色の小さな嬌声が転がり落ちる。と同時に彼の背中がしなやかに反った。だた、その動作は胸の位置を近くする。
「もっと?胸をこんなに近付けているってコトはそうですよね?」
 彼の返事は先ほどよりも艶やかな吐息だった。祐樹の唾液で濡れたワイシャツは、胸の尖りの色まで透けて見える。
「ああ、聡のココはとっても慎ましやかな桜色の小粒の宝石みたいだ。とっても噛み甲斐があって…それに手で触っている球も、熱をはらんでいる」
 鎖骨上の情痕に息を吹きかけながら言う。情痕を紅梅の花が何輪か咲き誇っている構図に仕立て上げながらも手の愛撫は強くキツく弾いたり摘まんだりし続けた。
 彼の幽かな嬌声は艶やかさを増し、朝のキッチンには相応しくない濃厚で濡れた雰囲気を漂わせる。彼の手は祐樹への愛撫を束の間忘れたようだった。
 祐樹自身に触れる彼のモノのすっかりその気になっている。
「今朝の聡は、胸だけで天国に達けそうですね。キツくしても感じてくれて嬉しい」
「Rホテルで最後に逢った日から、何だか自分でも怖くなるほど変わった気がする」
 祐樹にとっては嬉しい自己申告に、フト悪戯心が湧き起こる。
「あの日は、私しか許されていない部分が嬉しい変化をしましたよね。そっちはどうなっているか指で確かめてもいい?」
 しっとりと汗に濡れたワイシャツが艶めいた彼の素肌を辛うじて隠している。祐樹が唇で悪戯をしていた胸は桜色の可憐な尖りを布越しに見せていたが。何も纏っていないよりも劣情を加速する肢体だった。
 彼が紅色に染まった頬で頷く。
 同時に胸に唇を落として、キツく吸い上げた。彼の背中が仰け反る。
「歯で…噛んで欲しいっ…」
 朱に染まった声が切羽詰まった喘ぎを零す。
 彼の小さな桜色の尖りを歯で噛んだ。
「もっと…強くしても…いいからっ」
 祐樹の頭に両手を回して縋る彼の表情は、今まで以上の色香で祐樹を誘っている。
「ああ、充血して、紅色になっていますね、聡の胸の尖り。布越しなのにハッキリと分かる」
 煽るように言ってから、右手を彼の秘密の場所にゆっくりと近付ける。
 先ほどよりも力を込めて胸の尖りに歯を立てる。撓った彼の身体の動きを利用して入口付近で指を回した。すると、ヒクリとソコが動き、祐樹の指を迎え入れてくれた。
「聡のココ、私の指を嬉しそうに銜えてくれる」
 唇を僅かに離して報告すると、胸の尖りが物欲しそうに唇に押し付けられる。
「噛んで…それと同時に、指を中の…」
 熟した果実の色香をたたえた彼の声がキッチンに秘めやかに薫る。
「中の…、何?」
 媚薬めいた口調を彼の耳に流し込む。



この作品はヤフーブログで更新中に一部作品に「投稿できない文字列が含まれています」との痛恨のエラーが。なので途中で申し訳ないのですが、こちらでも更新させて頂いております。

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テーマ : 自作BL連載小説
ジャンル : 小説・文学

コメント

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はじめまして^^

こうやまさま
こんにちは!!そしてはじめまして^^
桜木由花です。拙宅に訪問&拍手コメまで本当にありがとうございました!!
すごく嬉しかったです^^まだ私自身ブログを初めて2ヶ月ちょいなので…至らない部分などあると思いますが、どうかよろしくです^^

わわ、Rだ~~と喜びながら拝読させていただいております!!
すごく、いいです~~読んでいる時も読み終わったあとも心臓がとてもドキドキしてます…
シリーズすべて読みたいのですが、来週にはテストがあるので(まだ学生で…)我慢するはめに…(泣)
なので、テスト終わったら拝読に参ります!!
それではまた☆

Re: はじめまして^^

 桜木様
 コメント有難うございます~!

> すごく嬉しかったです^^まだ私自身ブログを初めて2ヶ月ちょいなので…至らない部分などあると思いますが、どうかよろしくです^^

 私もFC2は今年に入ってからですので、こちらこそ至らない点が多々有ると思いますが…宜しくお願い致します~!

> すごく、いいです~~読んでいる時も読み終わったあとも心臓がとてもドキドキしてます…

 とっても嬉しいです~♪♪頑張ります!!

> テスト終わったら拝読に参ります!!

 ギクっ…今テストって、もしや…@@;

 テスト頑張ってくださいネ~!
 
プロフィール

こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

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