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桜吹雪の風?

「佐々木リースの社長が佐々木竜造ってのは間違いのないことなのか?」
「ああ、僕が法務省のデータベースにハッキングした。日本でハッキング出来ないところはないよ。ちゃんと痕跡も残さないように気をつけた。証拠はこれ。パソコンに詳しい人なら、紙の下のアドレスで分かるはずだよ」
「そうか、よくやったな。おめぇが居なきゃここまで詳しいことが分かるのに時間がかかった。」頬を優しく撫でながら三浦は言う。
「ウチでも調べたんだが、証拠がないらしくってな。ただ、志水組とウチの組は犬猿の仲だ。以前な、キリトリで莫大なカネをこっちが頂いたそうだ。」
「どういうこと?」
「キリトリって分かるよな」
「債権回収だろ?僕だって部屋住みしてたんだからそれくらいは分かる」
「まぁ、そんな不満そうな顔をするな。綺麗な顔が台無しじゃねぇか」
 からかうように言って三浦はさっきのお返しとばかり佳樹にちゅっと唇にキスをした。
「破産宣告を受けた人間にまだ財産が残っている場合、俺達は素人のように泣き寝入りはしねぇ。まだ財産を隠し持っているケースが多いんでな。それを現物で回収するのさ。志水組とかち合ったのはたくさんあるが、志水組長を激怒させたヤマが最近あったらしい。もちろん、俺はムショん中の時のことだ。佐々木が任されていたらしいが、屋敷は志水組が占拠していた。そうなれば屋敷は志水組のものになるからな。法律ってのは無力なもんさ」
「そうだね…。それは僕も思い知った。法律の中で動けば逮捕はされない。だからこんな生活をしているんだ」
「こんな生活?俺と一緒に住むことか?」
 一瞬で頬が上気し、怒った目つきになった佳樹は、
「違う。これは確かに命じられたことだったけど、今は、その命令に…感謝している」と言い切った。
「そうじゃなくて、こういう世界に飛び込んだこと」
「話を元に戻していいか?ウチの親父さんは耳寄りの話を懇意にしている弁護士から聞いたらしい。弁護士には守秘義務ってのがあるが、弁護士同士じゃ、つい口もゆるくなる。この世界の弁護士は一回でもこの世界の仕事を受けると、カタギの仕事は来なくなるもんだ。噂、広まっちまうだろ?ただこっちの世界のほうがワリはいい。そういった弁護士が居るんだぜ。そして、志水組が占拠している屋敷は、屋敷こそ志水組のモンになったが内装はウチが権利を得た。話し合いでそう決まったのさ」
「それで…?」
「その屋敷の持ち主、いや破産しちまったから元持ち主だが…不動産でしこたま儲けたヤツだったらしい。表沙汰に出来ねぇカネもたんまり有った。隠し場所に最適だと思ったのか、ガキの部屋のありとあらゆるところをプラチナと金とダイアモンドで作り、その上から普通の木材を使っていたらしい。弁護士はそいつがまだ金持ちだった頃、酒の回った席で自慢され、しっかり覚えてやがった。それを親父さんの弁護士に話しちまったってことだ」
「そ、それで…?」
「聞きてぇか?」
「もちろん」
「それでな…」



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こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

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