スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

桜吹雪の風~第二章~?

 志水邸は諦めて佐々木の家に行ってみようかと思った時だった。タクシーが止まり、中から男が降りてきた。
―あの姿…三浦さんだ!―
 安堵のあまり、くずれそうな足取りで三浦に近づいた。
「おめぇ…」
 呆然とした顔で三浦が言った。志水邸から少し離れた所に移動して立ち話をする。
「先回りして来たんです。僕は三浦さんに怪我させたくないから…」
「おめぇこそ怪我するぞ。切った張ったはおめぇのシノギじゃないだろう」
「でも…黙って見てられないので」
「何故だ?」
 三浦の端整な顔を瞳に映して、佳樹はきっぱりと言った。
「三浦さんのことが好きだからです」
「俺もおめぇのことは惚れてる。だから危ないことはさせられない」
 三浦もきっぱりと言い張った。
「僕を連れて行くほうが役に立つと思います。志水に…会うんでしょう?屋敷の中のことは調べました。僕なら案内出来ます。志水組の連中が沢山居るし、監視カメラだってある。そんな所に情報もなしで正面から乗り込むなんて無茶苦茶です」
「無茶はシノギのウチさ。おめぇに危ないことはさせられない。だったら、情報だけ寄越せ」
 真剣に三浦が言い募る。
「情報はこのパソコンと僕の頭の中だけにしかインプットされていません。三浦さん、パソコンは使ったことがないんでしたよね」
―三浦さん1人にしては絶対にいけない―
 そう思って必死に食い下がっていた。
 するとそこに慌しげにベンツが止まった。そしてその後ろに3台の自動車も。
「間に合ったな。」
 そう言いながら木村が近づいてくる。ベンツを運転していたのは木村らしい。キーを側近らしい人間に渡すと、「よう。吉田から電話とメール貰ってウラ取ってたんだ。志水は今、あの屋敷に居るそうだ。佐々木と一緒にな」
「佳樹、おめぇ、木村の兄貴を頼ったのか?」
「それが一番早道だと思って…」
「そうか…」
 そう言って佳樹の髪の毛を愛しげに撫でた。
 木村は分乗した舎弟と何やら話している。
「正面からカチコミに行くか?」
 木村が、三浦に聞いてきた。
「僕に考えがあります。聞いて戴けますか」
 佳樹がきっぱりと言った。




スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

プロフィール

こうやま みか

Author:こうやま みか
素人の完全な趣味で「ボーイズラブ」小説を書き始めました。
全然上手くないのですが、コメント頂ければとっても嬉しいです。
またヤフーブログが本館扱いで、こちらでは当面(ってイツ?)旧作を掘り起こして掲載していきたいと思います。
著作権は放棄しておりませんので、無断転載などは禁止させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

FC2ブログランキング
ランキングに参加させて戴いております。ご訪問の際ポチっと。とっても喜びます!!

FC2Blog Ranking

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。